認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

帰京。いつもの遠距離介護リターンズ

この4月からバスの運行時刻が変わり
実家バス停に停車するバスが激減しました。
日曜なんて、朝9時台のまち行きバスが、一本もないんですから!
というわけで、私も帰京の際、駅までタクシーを使いました。
ああ、モータリゼーション…。

母用の時刻表を作ってキッチンに掲出し(上の写真)、
母に「本数が少なくなった」旨を説明したら、
取り残される感がハンパないようで、
母、ガッツリ落ち込みました。
「こんなにバスが少ないなら、もうまちには行けない」と母が言うので
「ホントこれじゃ、お出かけできませんよね。
まちには行けませんね。
でも、また私が帰省したら、通院のときに一緒にまちに寄りましょうよ」
と言うておきました。
これも、私にとっては立派な神風!
うまくいけば、母のまちへ行こうとする回数は減るはずだし、
「バスのせいでまちに行けなくなった」
母にとって正しい言い訳ができました。
私にとっては願ったり叶ったりです。

朝食の間じゅう、バスが少なくなることを嘆いていた母。
朝食の後、軽く庭を歩いて、お花を見てもらいました。

燃えるように咲き誇るツツジに感動する母。お花好きですが、近くに来ないと見えないんですよね。近くで見えるならいいじゃない!

ワタクシ的には庭のクローバーの感じが大好きですが
そんなことを言う人はもちろん誰もいないわけで!
ただのワシャワシャの庭だろうな。

 

そんな実家に母を残し、帰京です。
ありがとね、母さん。

空港までの高速バス。途中、濃霧でした。

空港についたら、配食受け取り支援スタート。
無事昼食用のお弁当を受け取り、戻ってきた母
「じゃあこれを夜ご飯にすればいいのね」
「いいえ、母さん。今から、お昼ご飯に召し上がってください。
夜には夜のお弁当がきますからね」

にわかに、遠距離介護が始まった感に満ち満ちております。