認知症母の遠距離介護記録

92歳独居の母は要介護2。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。弱視。そして腰椎圧迫骨折から復活! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

認知症母 雨の朝は「ぼんやり」要注意

デイサービスの日は、朝6時半にAlexaで母を起こします。
母がお世話になっているデイは
朝8時頃お迎えで、帰宅は夕方5時すぎです。

聴覚が弱く、目覚まし時計などが全く使えない母は
いつも朝陽で起床します。
夜明けの早いこの季節は、
朝Alexaで母を起こす私の手間は
冬季に比べて格段にマシになります。
なんてったって、Alexaで呼びかける6時半に
すでに母が起き出していることがほとんどですから。
たとえまだベッドでも、母の脳は冴えていて、話が通じることがほとんど。
真冬の朝は真っ暗なので、「なんで夜中に出かけなきゃいけないの」への説得から始まりますから💦。

 

しかし、雨降りとなると、おそらく朝陽の照度が低いせいで
母の脳もシャキッとしません。最近調子がよかったこともあり、
すっかりあなどっておりました。
余裕をかまして6時45分に呼びかけたら
まだベッドでした。あわわ…。

写真は、Alexaで母がベッドから起き抜けて、部屋の電気をつけようとしているところ。雨戸を閉めているので、雨の日だとこの暗さ。私の眉間にも深いシワ…。

そして母、「今日はデイ」がすっかり忘却の彼方。
「今日はデイですよ」と告げると慌てふためき「なにしたらいいだろう」
参加者の皆さんをどう喜ばせたらいいのかを悩んでいます。

実は朝一度起きて、カレンダーでスケジュールを確認して、それを見誤り、今日はオフだと勘違い。ぐっすりお寝坊しようとしていたところでした。しかも「今日は生協さんでしょう!?」と母。「生協さんは昨日行って買い物できましたよ」と、このループが5回くらい。

今日はデイであることをようやく納得し、机の上の昨夜の予習を手に取り、確認する母。昨日の母さん、感謝なんやで!

 

今日はしっちゃかめっちゃかで、着替えてもらうのも一苦労でした…。
話が…通じにくいなぁ。

 

靴下まではけて、着替えたのを見届けたので、いったん通信を切り
母の出がけ直前までの約45分間、私は自分の仕事に戻ったのですが
うかつでした。

お迎え15分前にもう一度、Alexaをつなぐと
普段ならすっかり出来上がって待っている状態なのに
今日はぼんやりと「お腹が減ってきたからなにか食べないと」
「うぁぁぁ、もうお迎えが来ますから、アメちゃんお口にいれましょうかね」
※たくさんあるはずのアメを探すのにこれまた一苦労して
「あー、仏さんにお茶を出さないと」
「まだやったんかーーーい!!!」
となりました。

デイスタッフのお迎えさんがやってきて(下写真の、左画面)

カメラは3台態勢で出がけを見守ります。
左の外画像、お迎えがいらっしゃったーっ!

インターホン越しに
「今日は母、ぼんやりしているんです。すみません」
とお伝えしたら
「わかりました。大丈夫でーす!」

ああ、これで母娘ともに救われた気分!
現金なもので、気持ちがふっと軽くなるのでした。

お迎えスタッフさんを、お待たせ5分だけで送り出しできました。
母さん、あとは車の中でゆっくりのんびり、頭の中整理してね。
よい一日を!

【私の反省点、改善点】
1 着替えてからいったん目を離すときには、以下2点、必ず声をかけること。

 ✔「仏様にお茶をだしてくださいね」

 ✔「朝ご飯食べましょうね」 など

2 ハード面:Alexaデバイスの台数不足

 実家Echo Show10の見守りカメラを自在に動かしてチェックするには、
 こちらはiPhoneiPadがいいんですが

 iPadが古いせいかよく固まります。iPhone追加したいな…と思っていたら、

 夫の古いiPhone8plusが余っていたのでもらってきました。

 iPhone3台と、Echo Show5、デバイス4台あれば(古いiPadも入れたら5台)、

 よりスムーズに朝の送り出しができるんじゃないかと期待しています。