認知症母の遠距離介護記録

92歳独居の母は要介護2。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。弱視。そして腰椎圧迫骨折から復活! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

手術!? だが断る!_夫の肺がん問題、ふたたび

先日、夫の肺がんの3カ月ぶり、定期受診のCT画像解析で
手術していないほうの右肺について、手術を勧められました。
…まだ、ジャブって感じですが。受診先が肺外科ということもあると思います。

 

というわけで、6月下旬に
耳鼻科で嚥下機能について検査を受けてから
(夫、食事を飲み込めなくなり、食事中に吐いたことがありました。咳も増えている)
7月下旬にあらためて肺のレントゲン撮影に臨みます。


目標は、7月時のレントゲンでまた
「あれ? 小さくなってる!?」みたいなところを狙いたいと思います。

 

【医師の所見はこんな感じ】

腫瘍マーカーは毎回高いが、前回よりは低いくらいなので
 悪くはなってはいない。

◎左肺:局部再発を疑う所見はない

◎右の下(下葉)ずっとあるすりガラス陰影は手術前からある。
 前回から比べてすごく大きくなっているわけではないが、
 手術当時2022年に比べるとやや大きくなっている。

◎手術前(2022年)は長辺が1.4センチ⇒今(2025年)は2センチ
 もとはすりガラスだけだったのに、
 充実成分(がん内部の肺血管の形が分からない程度の高い吸収値を示す部分)が出始めている。
 治療は、手術ができるなら手術。だが場所が悪く、右の下葉切除の可能性が高い(5個分区域「S6」で「8」にもまたがっている)。

◎もともと左はすりガラス影が多発している状態だったので
 今回の右も同様に高分化型腺癌(早期の肺がん)だとは思う。
 状況的にはがんを強く疑う所見であり、治療を考えたほうがいい。
「ごくごく初期の腺がんかな」という印象。

◎しかし今は咳が出る、食べるとむせることのほうが重要なのでこれを調べてから治療を。

◎まだまずい段階ではない。
 しかし2年前からは確実に大きくなっているので、がんだとは思う。
 組織検査ができない位置。組織検査ができないので、放射線治療ができないこともある。

◎左上葉切除に続き、右下葉切除となると肺活量ががっつり落ちるので
 歌を続けるのは難しい。

※今回担当医が変わりました。詳細に説明してくださる方でとても助かります。
 私はイメージが詳細であればあるほど、現状把握がしやすいタイプなので!

 

【上記を受けて、夫婦の統一見解】

手術はないな! バンドで歌えなくなるなんて、生きてる意味なくない?

大きくしないように大切にしてこのまま暮らしていきたい。
 今までの成長ペースで逆算したら、うまくいくのでは?
 もう還暦過ぎているし、そういうのでよくない?

 

【振り返って反省してみた】

3月の受診時、タマゴは育っておらず大きく安堵しましたが、そのあとの3カ月、私から見ると、夫は「治ったつもりでいい気になっている」。

微妙なところなんですが、「治った」と体で実感するのはすごくいいこと。だけど治ったとあぐらをかいて、体を大事にしなくなるのは大きな間違い。この3カ月間、残念なことに夫はそうでした。しかも、私はただ口うるさいだけの妻で、夫の行動を変えられなかったことは大きな反省点。私のやり方も下手やったっちゅうこっちゃ。

おそらく夫は、(がんの)たまごちゃんの存在を、ちゃんと感じてあげられないんだと思います。あとは夫の【繊細ちゃん】をなんとかしたいんだけどな!
夫本人は気づいていない、リトル夫が【繊細ちゃん】なんです。

というわけで、研鑽するぞ。
たまごちゃんとの上手なつきあい方をみつけるぞ。
夫の就業日数を減らして、週4勤にすることに。
とにかく例外を探しながら落ち着く場所を探したいと思います。
その時間がとれることのありがたさよ。

【過去記事です】

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