認知症母の遠距離介護記録

92歳独居の母は要介護2。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。弱視。そして腰椎圧迫骨折から復活! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

92歳、認知症母が喜ぶ魔法のことば

土曜日は朝からデイに送り出し。
6時40分頃にAlexa呼びかけしたら
母は起床していましたがデイのことは忘却の彼方でした。
「今日はお楽しみのデイですよ!」
「ええーっ、デイなの!? 私はなにしたらいいの!?」
「大丈夫。母さんは昨日も眠る前にたくさん考えていたから
その場になったらスルスルスルっと、やるべきことが出てきますよ!」
というわけで、一緒にお着替えから。
もう暑いから、羽織りものはいらないそうです。

送り出しは、いつもより少しだけ遅くて
8時を回りました。
こんなふうにいつもあれこれモニタリングしています。
この3台に加えて、スマホタブレット、合計5台を駆使して管理しています。


お迎えのスタッフさんが、母に合わせて、まるで待っていたように、玄関でおうちにペコリしてくれるのが微笑ましいやら、うれしいやら。

実は土曜日は(日曜日も)
私が外で終日予定があり、母の対応が満足にできない日。

外からスマホで、
夕方の母の帰宅の1時間前からエアコンをピッして
母寝室と居室のダイニングの室温管理。
オンタイムにお迎えできないため、
帰ってきてから、事後、追いかけでAlexa呼びかけしました。

今日もよい顔をしていて何よりです。
夕ご飯に配食のお弁当を食べるように促して
今日はこの一度きりの呼びかけです。
「明日は日曜日でお休みです。朝はゆっくり起きてください」
と伝えると、「そんな日もないとね!」とすごく喜んでいました。

 

実はここ2、3カ月、よく使っている魔法の言葉があります。
うちの母にはこれがものすごくよく効きます。
「お母さん、だーい好き!」
を、会話の終わりにしょっちゅう言うようになりました。
私が幼い頃に、母によく言った言葉です。
ふと思い出して口にしたら、即座に母が反応しました。

 

たいがい母からは「フク、だーい好き!」が返ってきます。
声色を替えて、アニメキャラのトーンで来ることもあります。私からは
「私の大事なお母さん、おやすみなさい。また明日ね」などもよく言います。

 

もしかしたら残り時間もそんなにないかもしれないし
惜しげも無く、たくさん、「大好き」「だいじ」を口にするようになりました。
もはや照れている場合でもなさそう。
先日は母から「フク、愛してる」と言われて、こちらがかなり驚きました。

多分母も、好きと言われて嬉しいのだと思います。

 

もはや言い合いっこみたい…。