認知症母の遠距離介護記録

92歳独居の母は要介護2。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。弱視。そして腰椎圧迫骨折から復活! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

認知症母 止まらないファッションショー

実家地方は雨降り。
サクサクとデイのお迎えに送り出せたので
ヨッシャー!と思っていましたが
なぜかここからが進みません。
結局室内に戻ってきてしまい、トイレなのか!?と思ったら
お迎えスタッフさんが
「雨降りなので長靴に替えようと戻られました」とおっしゃいます。
「母さん、大丈夫! 車ですから足元は濡れません。
そのままお靴で出かけましょう!!」と押し出しました。

朝から、母は今日もデイのことはすっかり忘れてしまい、
ちょいとぼんやり気味でした。
やはり雨のせいかな? どうでしょう。

母の不在中に宅配便が到着しました。
先日注文した、母から所望されたブラウスです。
遠隔でドアホン対応し、玄関前に置いていただきました。
【過去記事です】

55enkyorikaigo.hateblo.jp

帰宅後、母に包みを開けてもらったら大喜びで
そのままファッションショーに突入。
認知症なので、一度鏡で確認したのを忘れて、再度洗面所の大きな鏡に
確認しに行きます。
永遠に終わらないかもと少しクラッときました。

バルーンスリーブに慣れない母。「ちょうちん袖ですよ」と伝えると大笑い。

 

お仏壇に「娘から送ってきました♪」と報告する母と、喜びの踊りを舞う母。ちょっとボタンが多すぎる服だったかもしれません。反省点。

気に入ってくれたみたいでなにより。
「デイのおばさん仲間に、娘から送ってきたって言うんだ」と言うので
「あらあ、仲良しができたんですね」
と言ったら「たくさんいるわよ!」だそうです。ヨカッタ。

 

気がつけば小一時間のファッションショーでした。
からの、夕食。
パジャマに着替えてもらってお夕食。18時。ここ数日のことを考えると“夜更かし”モードな母。

今日もお疲れ様でした。

 

「フクがそばにいてくれるから安心して過ごせる」と母。

うれしいけれども、裏返せば、不安がいっぱいあるんだろうなと推察します。
…まあいい。
その手を離さないで。