認知症母の遠距離介護記録

92歳独居の母は要介護2。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。弱視。そして腰椎圧迫骨折から復活! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

リアル詐欺電話 「請求書送る」と電話が来た

先日、バタバタしているとき、私のスマホ
着信履歴の頭に「+1」がついた、海外からと思しき着信がありました。
「詐欺…」と頭をよぎりましたが、頭がろくにまわらず、電話に出てしまいまして。
先方(声の印象は二十代男性、おそらくネイティブ)は、流暢な日本語で、
ハッキリ私の苗字で呼びかけて来ました。
「××さん、こちらは楽天銀行です。
先日のAmazonの引き落とし6万円ができていないので
請求書をお送りしたいのですが」
(…なわけあるかーい!!)

「はい、わかりましたー。お待ちしています!
お手数をおかけします」
「え? 請求書をお送りするんですけど」
「はい聞きました。お手数かけます。請求書の到着をお待ちしています」
(やや長い沈黙がありました)「じゃあ送りますからね」
「はいお待ちしてます、お疲れ様です。どうもー」

 

で、電話を切りました。もちろん詐欺です。
フクは毎晩、コレ系の詐欺メールを多い日は100件以上処理しています。
最近6000円が未払いとか、2万円が未払いとか、身近な金額が多いです。
それにしても、苗字で普通に呼びかけられるの、イヤーな感じでした。

 

立ち入られて不快な思いもしたことだし、さて、どうするか。
かくなる上は、一網打尽に不穏な電話を着信拒否することに
仕事柄、不明な番号から着信の可能性もありますが、
もう悠長なことを言ってる場合じゃないなと思い、
iPhoneの「設定」から、「不明な発信者を消音」としました。
アドレスにない番号からの電話は消音になり、
留守番電話に送られて、履歴リストに表示されます。
ストレスなくなりました。なかなかいいです!
これで一般の営業電話も激減するはず…。
もしもまだなら、高齢者家族の電話に設定してあげるといいかもしれません。

①「設定」アイコンをタップ

②「電話」アプリをタップ。探せなければ、いちばん下の「アプリ」をタップして

③🔍「電話」を入力すると、下に電話アプリのアイコンが出てくるのでタップ。

④中に「不明な発信者を消音」ボタンがあるのでオンに。
これで自分が登録している番号以外からの着信は、着信音が鳴らなくなります。
発信者側には「おかけになった電話をお呼びしましたがお出になりません」の音声のあと、自動的に電話が切れる仕組みなのだそうです。もしも仕事関係者でも、着信履歴は残るので折り返しできます。

設定以降、土曜日だけで、番号違いの海外からの推定詐欺電話が2件ありました。

消音しているのでコール音はなく、履歴に着信が残ります。

 

二度と来んな! ぼけぇ!!の意味を込めて、
着信拒否にもしておきます。

慎重に、端っこの「i」マークをタップして
※番号をタップすると電話をかけてしまうので注意。

 

いちばん下にある着信拒否ボタンをオンにしてとどめを刺す。


ちなみに留守番電話がキャッチしたメッセージはどちらの番号も同じものでした。

なにもかも怪しい。どうぞお気をつけください。

 

せっかくなので、この機会にdocomo

「番号通知お願いサービス」も利用することに。

非通知ではつながらなくなります(着信履歴は残ります)。

docomo携帯電話から「148」に電話して、ガイダンスに沿って「1」を入力するだけです。

www.docomo.ne.jp

電話で情報収集しようとするアポ電にもご注意ですよ。

www.kokusen.go.jp

ドコモの場合はこのような対策です。

www.docomo.ne.jp

母の場合は少し安心でして。というのも、

携帯電話はもたず、家に固定電話があるだけですが、

母自身が電話を取れることが少なくなってきたこと。

たとえ取れても、母にとって不快な話、聞き取れない話は

「ちょっと何言ってるかわかんない💢」

とガシャッと切ってしまうこと。

いいぞ、やれやれー!!

 

なんて、今でこそ悠長に構えていられますが

遠距離介護を始めた2016年当初は

飛び込みでかかってきたカニいりませんか」の営業電話に

うっかり「いります♥」と答えてしまうなど、ありました、ありました。

今は昔の物語。

 

…送られてきたカニはおいしかったです。