カメラ介護_認知症母の遠距離介護記録

92歳母(認知症でADHD、片耳ろうからの両難聴、弱視)の、見守りカメラを駆使した遠距離(東京~九州)介護記録。執筆者は1965生の娘(既婚、夫婦二人暮らし)。いろいろあるけど、まあいい! のんきでスミマセン。

認知症の母、少しずつできないことが増えてはいる

母の認知症がじわり進んでいるようにも感じます。
とはいえ、三歩進んで二歩下がるので、まだまだ大丈夫。
…根拠のない「大丈夫」です。

火曜日はデイの日なので、朝6時半に起こします。
最近はほぼ朝から忘れているので、毎回「デイの日ですよ」を伝えると、
ほぼ毎回「何をやったらいいだろう。アイデア出してちょうだい」と聞かれます。
母は、デイサービスに、ボランティアに行っているつもりなので、お仕事なのです。
私がその立場なら、ストレスになってヤダと思うけども、母はそうはなりません。スゴイ。

 

そこで「市歌を歌ってから、『トンカラリ体操』なんてどうですか。
おてもやん』を歌って踊るのもいいですね」など適当に勧めます。
このやりとりは実際に出かけるまで、5回以上。時には
無限ループに陥りそうなこともあります。
もちろん、母は毎回新鮮な気持ちです。
「あれこれ考えなくても、母さんは本番に強いから大丈夫です。
場を読んで、そのとき皆さんに楽しんでいただけることをすればいいです」
などと、私が返すこともあります。

 

一緒に支度をして、着替えが済んだら一旦別行動。
出発15分前にもう一度Alexaで呼びかけて送り出し…というのが
ここしばらくのルーティンでしたが、今日ははじめて
着替えの後で「次に何をするか、教えて」と言われまして。
三歩進んだ気持ちになりました。
…まあいい。「わからない」を伝えてくれるんだから500倍マシっしょ!
進化するんだ、オレ。

母自身ももや~んとしていましたが
出かける前にまた「何をしたらいいの?」が始まったので
「『おてもやん』なんていいのでは?」と呼びかけて
母歌う、私がAlexaボリューム100で手拍子する…という展開に。
すっかり母が温まった頃にお迎えが到着。

 

いい感じで送り出すことができました。