カメラ介護_認知症母の遠距離介護記録

92歳母(認知症でADHD、片耳ろうからの両難聴、弱視)の、見守りカメラを駆使した遠距離(東京~九州)介護記録。執筆者は1965生の娘(既婚、夫婦二人暮らし)。いろいろあるけど、まあいい! のんきでスミマセン。

92歳認知症、要介護2。ひとり暮らしを愛してる

ヘルパーさんがお越しなので玄関のカギをあけてもらったあと
母はベッドですやすやおやすみ~。

お越しになったヘルパーさんにお入りいただき
眠る母を、私がAlexa呼びかけで起こし
「後ろからヘルパーさんがお越しだからびっくりしないでくださいね。
お越しですよ、今部屋に入られましたよ」としつこく声をかけ、
ヘルパーさんも大きな声で
「入りますよー、◎◎さん、こんにちは」と言いながら入室してくださいます。

母は落ち着いてお迎えできたものの
寝ぼけているのもあって、いまひとつ理解が進まない模様ですが
穏やかでいてくれるのはとても助かります。
普段からヘルパーのみなさんが親切だから、母も安心なんでしょうね。
みなさん、徹底してユマニチュードを実践されています。


ひとつ気がかりなことがありました。
ヘルパーさんが退出される際に教えてくださったところによると
お風呂上がりに、母が「ちょっときつい…」と言い出したそうで
熱はないけれどもややグッタリ気味とのことでした。
私の祖母(母にとっては姑)は「ちょっと胸がきつか…」と言って心筋梗塞で亡くなったし、母の実の祖母も心臓で亡くなったし、先日亡くなった私の知己も、心臓発作で本人もわからぬうちに逝ってしまったそうだし(医師談)、母の「ちょっときつい…」のひと言で、心臓の不具合で、あっという間に逝った大切な人たちのことが頭をクルクル回りました。
でも大丈夫でした。幸いなことに、杞憂。

それよりも、実家地方は雷がひどく
母は雷が大嫌い。
ヘルパーさんがお帰りになったあとは、雷が怖くて「ああ~~ん」と号泣。


どんなに励ましても糠に釘なので致し方なく
「仕方ないですね、母さん。もう一人で暮らすのは無理かな。
雷でも安心できるように、安全で安心な場所で暮らすようにしましょうかね」
と言ったら、一気にシャキンとして
「いーや、ひとりで暮らす」とキリッとされました。
まあいい。

 

夕方は日課の散歩。ちゃんと行けて、帰ってきました。


日暮れはまだですが、18時過ぎに母は就寝です。明日も頑張りましょう、母さん。

「フクが声をかけてくれるから安心して暮らせるんだぁ」と、就寝前に、母。
私が思っている以上に、声かけをあてにされているのかもしれない…
と思ったことでした。

 

思うことは多いです。…まあいい。