
土曜日はデイの日。朝ご飯は前日にセブンーナウで買った「ふわころ」(ジェネリック「萩の月」)と牛乳を朝ご飯に。絶好調です。
ありがたいことに、一時期よりはひどくありませんが
母はことあるごとに、少女時代に住んでいた家の話をします。
「どうなっているかな。ないのはわかっているけど行ってみたい」。
叶えてあげられたらいいな。
母92歳(認知症あり)が動ける間に、なんとか連れて行こうと思いたちました。
電車の移動は難しいので
思いきってタクシーを1泊2日くらいで借り切ってしまおう。
それで、母が子どもの頃と、結婚して若い頃に住んでいた
熊本の3カ所と、母が大好きなお城に連れて行こうと思ったのです。
きょうだいにもまとめて会わせてあげられたらすてきかも?
現実化しようと、
「母さん11月に熊本に行きましょう。
◎×に行きましょう。私が車でお連れします」
と切り出したら、私の言葉の内容を理解した瞬間に
「ええー、行くのたいへんだから、イヤ」
即答でした。
えええ??? もしかして「◎×に行きたいなぁ」は
お口が気持ちいいから言ってただけなの???
それとも本当のホントはやっぱり行きたかったりする?
でもまあ、落ち着いて考えてみたら
私は「母が喜ぶかも♥」とのんきに思っていましたが、
実際に、母が、変わり果てたその場所を見たときに
再起不能なくらい寂しい気持ちになるかもしれないし
そんなことなら夢だけ見ているほうがよかった、ってことかもしれないし。
というわけで、「この旅行、行くべきか、行かざるべきか」と
タロットカードを引いたところ
「0愚者・リバース」
⇒無謀な行動や計画性のなさ。わがままな行動
と出ました。

気ばかりはやって、私は正しく物事見られていなかったかもしれないな。
「親孝行」に酔っていたのか!?
目下、全力でしょんぼり君のわたくし。
出直そうと思います。
まあいい。
母はもともと旅などの、暮らしの中の非日常的なことが大の苦手。私が子どもの頃、夏休みに近場へ泊まりの家族旅行に行くときもとにかくたいへん。出がけは父と母がケンカするのが定番でした。母の出発が、予定の1時間2時間押しはザラだから。
母いわく、「出かけてもしも死んだら、他人に家の中を見られるから片付けておきたい」。その心がけは悪くありませんが、なぜか出かける直前になって、突然片付け始める母…。どうして計画立てて物事を進められないのか??? 困惑する父。
今なら気質のせいとわかりますが、当時の父は気の毒でした。ちなみに私は、すっかり慣れていて、それがデフォルトだと思っていたので、母を手伝っていました。