認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

母の誕生日会の確認を、母のお友達と電話で

バスでの移動ができなくなった母のために、
母のお誕生日会をうちでやってくださるという
母のお友達、仲良し4人グループ。
お祝いランチをお持ちでお越しくださるそうです。
お正月に私が、母の認知症について、母のお友達にカミングアウトしました。

「フクにそばにいてほしい」と言う母のために
私もつどいに間に合うように帰省します(すべりこみですが)

母に聞いても集合時間がわからないので
迷いましたが、電話番号を存じ上げているお一人に
確認の電話を入れました。すると
「ああよかった。これで安心だわ」とおっしゃって、
お越しになる時間も確認できました。
「みんな高齢だから緩いんです。
お昼ご飯だからだいたい12時くらいを目安に。
娘さんも急がなくていいですからね。ゆっくりどうぞ」

そして
「お昼は娘さんの分もご用意があるので、一緒に食べましょうね」
とおっしゃいます。きゃーーーー。

おずおずと「もしもかぶらなければ、私、
バースデーケーキをお持ちしたいと思っているのですが」と申し出ると
「もう用意しているから大丈夫。
本当になにも用意しないでください。
そうそう、お湯だけお借りしたいわ」
感激してしまいました。

 

そしてやはりおずおずと、
「母の年齢は、本当は卒寿じゃなくて91歳です。
どうやら母が間違ってお伝えしているみたいで」とお伝えすると
「大丈夫です。
私には92歳だとおっしゃるので、そんなわけないと思って
みんなで『91歳』と確認しましたw」
…母がお伝えしていたのは、【卒寿】でもありませんでしたw。

 

優しいみなさんだなぁ。
母は幸せだなぁ。なにからなにまですみません。

ちょいと間抜けですが、私、実家には残念なスリッパしかないことを思い出し、急遽スリッパ的なものを購入し、背負って実家に入るわたくし。

母はというと、
明日のことをすっかり忘れてしまいました。
「え? 明日?? なんだっけ???」


まあいい。ごきげんでなにより。