認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

門扉を紐で縛る!? 認知症母の謎行動


お昼前、母が念願の移動販売に行くのモニターで確認したら、門扉になにかぶら下がっていて「?」と思っていました。


難聴の母のサポートで
昼食、夕食を届けてくださる配食屋さんも
届けたあと、呼び鈴は鳴らさずに、
私にショートメールをくださいます。
受け取ったら、私がAlexa呼びかけで母をキャッチし、
「お弁当が玄関に届きました」と伝えます。
Alexaの台数を増やして、母を追いかけるのがすごく楽になりました。助かってます。

配食屋さんからの到着連絡が遅いときは
玄関の防犯カメラを確認し、
届いていたらすぐ母に呼びかけます(あちらもお忙しいし、そんなこともあります)

今日もそんな日で、モニターチェックしていたら
なんだか配食屋さんの動きがおかしい…
雨の降り始めで、お弁当を濡れないように中に入れたいのに
門をあけるのに苦労していらっしゃいます。
なんだ???

よくよく見ると、門扉に内側から紐がかけてあるような???
もしかしてあれか!! ピンときました。


録画を追ってチェックしていくと前日火曜日の夕方に紐で門扉を縛る母を発見。なぜ!?

怖がりの母は、防犯由来の気持ちから、
勝手口そばの庭の入り口も、紐で固くしばってしまい、
中からも外からも出入りできないようにしています。
同じように、玄関の門扉もしばっているということです。
外からは誰も入れないのはもちろんですが
これでは万一の室内トラブルのときに逃げられなくて危険です。
母にはそのように
「いのちに関わることなので、玄関は決して縛ってはいけません」と伝え
はずしてもらいました。
かなりぐずられましたが、ちょっと強い口調でお願いし、
遂行を防犯カメラのモニターで確認しました。
ヨシ。
手に持ったものが相当物騒ですが、包丁で、紐は一旦切られました。こわー。

一応、夕方に、翌朝お越しいただくヘルパーさんにもお伝えし
もしも朝、紐がかかっていたら、遠慮なく切断して、
門扉周りの紐は目に付かないように片付けてほしいとお願いしました。
なにが母のスイッチを押したのかがわかりませんが
不用心と感じたのでしょうか。不安だったのかしら。謎です。
まあいい。

2015年9月の荒れた台所。私が介護帰省を始めるまで、そもそも、台所の勝手口(オレンジ矢印)は開かずの扉で、ふつうの力ではどんなに頑張っても扉を開くことができませんでした。あの手この手で扉をこじ開け、カギを修繕し、ようやく扉が再生できました。そのそばの庭の出入り口は、前述したとおり紐で固くしばってあります。私が帰省するといの一番で私が固結びを解いて、その出入り口は私の作業を助けて大活躍してくれます。わたしが帰京すると母はまたしばって開けられないようにしちゃいます。自身の記憶の状態がひどいときは、庭の出入り口を紐でしばるのもすっかり忘れていた母。あちらを立てればこちらが立たず…汗。



でもね。母、今年のバレンタインデーは穏やかに、
なにごともなく過ぎたようでホッとしました。
【2年前の過去記事。この時はまだよくて、1年前はだんだんご近所さんがお困りで…】

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