認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

2020-01-01から1年間の記事一覧

大晦日も、心配より信頼

反抗期のまっただ中だった16歳の大晦日。深夜、帰省先の四国の実家の自室にこもって遠くに響く除夜の鐘を聞きながら、ラジオの深夜放送にチューニングを合わせていました。 なんだかなぁ。 大晦日とかお正月とか、いつもと同じ時間の流れなのに なんで? 大…

ケアマネさんの年の瀬の訪問

書き込みしやすいシンプルカレンダー。さっそく自室にかける母。夕方に訪問者あり。ケアマネさんが、カレンダーを持って年末のご挨拶にお越しでした。お目にかかるのはたしか、介護保険の住宅改修工事のとき以来。およそ1年ぶりです。このかん、お目にはかか…

自分にやさしく。年末、ノルマ終わらなくても大丈夫!

地元のスーパーで並んでいるのをこっそり撮らせてもらいました。地方によって全然違いますね、注連飾り。わかりにくい画像でごめんなさい。 一夜飾りはだめで、ええっとお飾りするの、いつだっけ!?年の瀬です。早々にあきらめてしまった自宅の大掃除、実家…

高齢母から娘へのクレーム!?

私に聞かせたかったのか、メモを取って置いていました、母。 昼食の片付けをしていたら、急に母が「ねぇ、いとまなき世にはたつともたらちねの親につかふる道な忘れそって、意味分かる?」と、私に聞いてきました。「え…。『忙しい忙しい言うて、親のことほ…

ご近所さんへのご挨拶をブラッシュアップ

夜明け前のマジックアワー。いつもと同じ朝6時半の始発飛行機で、この景色が見られるのですからやっぱり真冬はいいなぁ。 九州に戻りました。自分のスモックをかぶり、スズと笛を首からぶら下げたら、気持ちが引き締まりました。 しかし、私が首から提げてい…

高齢母の「きつか」にはエネルギーで遠隔対応する

日課のアレクサコールで母の顔を見た瞬間におずおずと「どうされました?」「ああ、もう今日はきつか」と母。眉間にぐいーっと縦皺なのですぐわかります。子どもの頃からしょっちゅう、母の「きつか」にさらされてきましたがいまだに得意ではなく、今でも対応…

サンタクロースが消えた瞬間

サンタクロース役のお父さん、お母さん、お疲れ様です。無事、作戦は成功でしょうか。 私が幼い頃は、部屋にツリーを飾ったらその近くに、サンタさんに宛てた手紙を置きました。「サンタさん、お元気ですか。今年はパンダちゃんのぬいぐるみがほしいです。よ…

「サンタさんはいるわよ!」の母に感謝

あるクリスマス近くのこと。私は4歳くらいで、近所の子どもたちが集まって遊んでいるとき、圧倒的に私が年下でした。何かの拍子に、私が「サンタクロースはいるよ」と言ったら「え? フクちゃんバカじゃない!? サンタクロースがいるんだって!」と年上のお…

顎関節症のセルフケア

コンタクトレンズが外れたときは、鏡なしでも入れられますがアゴが外れたときは、鏡がないとちょっとやりにくさを感じます。 歯の噛みしめがよくないとわかった今だからわかることです。ぎゅっと噛みしめ始めて、2年後にフィステル発症。さらに2年後(噛みし…

割れるクーゲル 光らない電飾 昭和のクリスマスツリー

お友達の家でクリスマスツリーがピカピカしているのをきっと「うらやましい」と思っていたのだと思います。まだ就学前のこと。ある日家族で出かけたスーパーで、父が買ってくれたクリスマスツリーは、組み立てると私の背丈ほどもありました。1970年前後…

一陽来復 母の冬至は二日連続

2021年の恵方は丙(ひのえ・南南東)方向だそうです。「一陽来復」のおふだは壬(みずのえ・北北西)の壁に、張り出します(写真は2020年のもの)。 土曜日夕方、日課のアレクサコールで、母が「冬至はいつ?」と聞くので「21日月曜日ですよ」と答えました…

歯茎のおできをあなどるな サイナストラクト(フィステル)後編

(昨日記事の後編です)歯茎にぷっくりできた小豆くらいの大きさのウミの塊を、毎晩突いてウミを出し、(これは痛まない)毎晩続けて半年後に、深くまで自分でえぐると(これはそこそこ痛かった)毎日ぷっくりは現れなくなりました。勝利の気分を味わったの…

歯茎のおできをあなどるな サイナストラクト(フィステル)

いらすとやさんの画像に、おでき(フィステル)描き足させていただきました。私が長年苦しめられたフィステルの初期半年は、巨大なニキビみたいな感じでした。歯茎にぷっくり、ウミが溜まることはありませんか。最近ではサイナストラクトとか、フィステルと…

高齢母、2回の誕生祝いを要求w

両親はどちらも冬生まれ。とくに母は12月生まれで、数え年だった時代は「成長が遅すぎて可哀想」ということでひと月遅れの、翌年1月の同じ日の生まれとして届けられています。数え年の時代には珍しくなかったサバ読みです。 戸籍も昭和8年の1月、社会的にも…

奥歯を噛みしめてはいけない

うちの人体模型、ホネちゃん ずっと、奥歯は、ギュッと噛みしめるものだと思っていました。奥歯を食いしばっていてはいけないということを知らなかったのです。いえ、ずっと真逆のことをしていました。中3の担任に「奥歯は食いしばっておくものだ」と聞いて…

“赤十字のうた” 婦人従軍歌(汗

日課のアレクサトークしていたら「ねーねー、うちの歌の本に“赤十字のうた”ないかなー」と母。「いやいや、さすがに唱歌までしか載ってないでしょうよ。今度帰ったときにまた聞かせてあげるからね」と私。 2017年大晦日から2018年の1月にかけて、母が急性膵炎…

高齢母の取説_入院時病院向け

2018年1月、病室の窓から。 この時期になると、2017年の大晦日に母が緊急搬送されたことが思い出され背筋がピッとします。2018年の新年は、救急病院の待合室で迎えました。 母のせん妄が強いせいか、病院側に強く「娘さんもそばにいろ」と言われて簡易ベッド…

コロナ禍の「介護帰省」

日課のアレクサコールはツカミが勝負。こういうのとか こういうのとか こういうのとか を画面に出しておいて「かあさーん、おげんきですか!」(いっこく堂ふうに)まずまずウケています。 実家地元でも十分感染は拡大していて19時のNHKニュースでは、…

肺がん末期 パンコースト 父の最期

手前が届かなかった父への絵はがき。ほぼ意識のない人に、それでも絵ハガキを書き続けていたのは、本人に告知できなかったということもありました。書いている内容は、自分の独り言というか、日記に近いな30年前に亡くなった、亡父のパンコーストのことを…

急がば回れのごきげん術

おかげさまで、毎日ごきげんさんです。介護をしていてもしていなくても日々ごきげんさんで過ごせるのは大事なこと。ヨガでも断捨離でも瞑想でもマインドフルネスでも宗教でもスピリチュアルでも、手段は問わず。毎日ごきげんさんならなんでもいいじゃんねー…

遠距離介護になったわけ_原因と結果の法則 

今では考えられないことですが私が高校生の頃までは、まだ母の私に対する依存はメガ級で夏季休暇などで実家に帰省すると「お母さんの老後はどうしてくれるのよ」と泣き崩れられることがよくありました。おれ、17歳。 当時、自分の策が実を結び、親は四国で…

高齢母、新型コロナで読み聞かせボランティア引退か?

10分やそこらの会話の間でも最初話したことを覚えていないことがあります、母。前日にかわした話なんて、まったく忘れていることも多いです。でも、「今、ここ」に生きるのだとしたら先のこととか、過去のこととか、覚えてなくてなんぼのもんじゃいという気…

どうしたらやさしくなれるかな。高齢親を“大きな子ども” と捉え直してみた

ぶっ殺されるかもしれませんが、これ、夫とうまくつきあうために購入しました。子育てのためじゃなくて。20年近く前のことです。※もちろん本人には絶対内緒です。 『子どもが育つ魔法の言葉』ドロシー・ロー・ノルト/レイチャル・ハリス著 石井千春訳Kin…

難聴&軽度認知症対策 電気ケトルとポット

T-falと迷いに迷って、蒸気レスと安全設計が決めてとなり、こちらにしました。製品のこと教えていただいてありがとうございました(写真は製品サイトから拝借してきました…購入したからゆるして) 日課のアレクサトークで。今月誕生月の母、「仲良しのお友達…

8020運動 生涯20本の歯を残す

「あーんして?」「お口の中見せてよ」「歯を見せて」と母に言うと途端に「ヤダ」とぎゅっと口を結んでしまう母。…右の3番あたりが、欠損してるよね? 先日NHK「ごごナマ」に中村勘九郎さんが出演された折、勘九郎さんがお子さんの歯を磨くお話をされていま…

鼻は元気のバロメーター。しっとり対策で風邪をブロック

鼻の頭がしっとりしているのは、ネコの健康のバロメーター。じぶんも似たようなところがあります。鼻の中が乾燥した感じがするときは、風邪が近くに来ているとき…。「朝起きたときに喉がカラッとする」よりも、早く点滅してくれる私の元気のバロメーターです…

高齢母の胎内記憶!?

母はクリスマスが大好き。仏教徒です。宗教はまったく関係なく、日本のクリスマスが大好き。つまりサンタクロースが好きなのかもしれません。私もセントニコラウスのお話は子どものときから大好きです。どことなく「蘇民将来の子孫なり」のスサノオさんのお…

高齢母の腸活のためにできること_ぬか漬け&ヨーグルト

入れるのは大事。出すのはもっと大事…。腸捻転で入院したこともあるため、母のお通じは気になります。とはいえ、九州・東京で離れている間はほぼ何もできません。腸にいいことといえば、見守りヤクルトが頼みの綱。 ひと月の間に、軽くこのくらいはヤクルト…

白黒つけずにグレーでいこう

2018年の今日は新潟県阿賀野の瓢湖にいたんだな…と懐かしくなりました。…「グレーの世界」で思い出したので。 “可哀想がり”のうちの母は、昭和一桁時代ならではの過酷な幼少期を生き抜いています。父はさらに過酷だったようです。親がいなかったり、死なれた…

echo showで高齢母とティータイム

日課アレクサで。「つながった!」と思ったら母が画面からいなくなり、「???」。ややあって、「なんだフクだったの! お客さんだと思って玄関に出たら誰もいないから」と、母が笑いながら現れました。別に、アレクサコール音は、インターホンとは全く似て…