認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

高齢親への失敗家電 「迷惑電話防止の留守番電話」

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母の自室が2階にあるため、電話は1階でも2階でも取れるのが理想です。
以前はパナソニック「おたっくす」で、2階に子機を置いていましたが
子機で通話できなくなったので、勤務先で久しく使わない子機付き電話をもらい受け、
実家に取り付け、母に喜ばれました。
ところが喜ばれたのもつかの間、2階に置いていた子機は
ほどなくまた使えなくなってしまいました。


というわけで新調です。迷わず迷惑電話防止機能のある留守番電話を選びました。
だって、年末に帰ったら、「電話がかかってきた」とかで
1万円のカニを押し売りされていたんですもの、母(泣)。

ちょうどお値打ち価格だったこともあり、上記機種を
先日のドアホンと一緒に購入し、
家電店の方に設置をまとめてお願いしました。
私がなにか粗相をしていて子機が使えなくなっていたら困るので
プロの手に委ねたいと判断した次第です。
つつがなく取り付けていただきました。がっ、
「2階でも電話がとれるようになり、万々歳…」というわけでもありませんした。

 

子機の電話の取る・かけるが、母にはできません。
ボタンが押せない、わからない。
ゆっくり一緒にやるとできますが、急にかかってきたときにひとりでは取れず
コール音に気がつくと、2階の子機を尻目に、
慌てて1階におりる有様です。とほほ。
私がつくるマニュアルにまだまだ改善の余地があるとみて
いっそう精進する所存です。

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こんなマニュアルでは全然ダメ!


また留守番電話を使いこなせるはずもありませんでした。
母難聴なのに、スピーカーからの音声を頼りにして
相手が誰かを聞き分けて電話を取るというのは無理なことでした。
電話から遠いところに居ることが多いのでなおさらです。
留守番電話で迷惑電話に対策するのは、健常が前提と考えたほうがよさそう。


もうひとつ、決定的な私のミスがひとつ。
子機がつながらなかった件はおそらく、
子機用充電池を替えるだけで使えるようになったはず
知らなかった…子機用充電池。みなさんご存じなのか…。

 

もうひとつ大事なこと。
最近は電話機とドアホンを連携することも可能です。

…かっこいいな。
ただ、母の場合は混乱するだけだと思い、あえて別にしました。
それがよかったのかどうか、正直今もわかりませんが。


警視庁 特殊詐欺対策HP 留守番電話作戦(外部リンク)
ここを眺めていると、
高齢親への迷惑電話を留守番電話で撃退するのは最高に思えます。
しかし、こちらの高齢親の状況にもよるんですね。当たり前だけど。
うちはダメでしたが、周りの知人は、
留守番電話でうまく撃退していらっしゃいます。

…押し売りを避けられるよう、目下、対策を考え中です。