高齢ADHD母の遠距離介護記録

89歳独居の母は要介護1。高齢者のADHDと。東京~九州で、遠距離介護しています。私1965生。介護しながら母娘関係をおさらい、修復しています。

台風だ、高齢ADHD母をしまえ

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九州をすっぽり飲み込むように北上していく台風10号
離れたところからは気持ちを寄せる以外に何もできません。
たびたびスマホ気象庁アプリ「tenki.jp」で
実家の1時間ごとの天気予報の推移を眺めて
「おっ、最大風速が減ってきた」
「雨が降りしきる時間帯が少しマシになってきた」と一喜一憂。
打たれ弱い私は、ニュースは最小限にしか見ないようにしています。


日課電話も、暗い感じにならないように、心配性が顔を出さないように
こちらの気持ちを明るく調えてから…。
“今夜が台風の本番”という日曜日の夕方のことです。
「いやぁ、ものすごい風よ! 
傘なんて、前を向けないと普通にさせないんだから」と母が言うのでびっくりです。
私「えっ、母さんもしかしてこの風の中、表に出たの!?」
母「うん。いただいたニガウリで炒め物を作ったから
近所のひとり暮らしのお友達に届けに行ったのよ。
すぐ近くだから大丈夫よ。でもこわかったぁ」

私「こっちがこわいわ! 台風をみくびったらダメ!!
母「思わず、ピッチピッチチャップチャップランランラーン♪と歌っちゃったわよ」
行くなっ!! 表に出るなっ!!!
とにかく、もう決して出ないように口を酸っぱくして伝えました。
母「大丈夫、飛ばされるのがよくわかったからもう出ない。
私は楽天的なのかな、ふふふ」と笑っています。
ゴラァぁぁ。台風をあなどるんじゃないッ。

母「でも、ひとりだから泣けないじゃない」と突然しおらしく言うので
私「嘘つきなさんな。泣くときはひとりでも構わず泣いてるでしょうよ!?
とにかくこのあと絶対外に出たらダメよ。
今日はもう公園に歩きにいくのもダメっ!
ニュースはあんまり見ず、今日は早めに布団に入って眠って」

母「そうよね。寝たらわからないもんね。朝起きたら行っちゃってるかな」

家の備えは大丈夫かとあれこれ確認しているつもりが
まさか母自身がしまえてなかったとはうかつでした。
こわがってはいるものの、
雨風に盛り上がってしまっているようでした。ADHDおそるべし…。