認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

兄の失敗と母の「選挙に行った」の舞

実家から帰還した兄に、ねぎらいのビデオ通話をしました。
兄の母についてのおしゃべりに
ちょっと新鮮な感じで耳を傾けました。
いつもなら兄は「母の話」からの自分語りが始まりますが
ずっと母の話をしていました。
あれ、もしかして、
兄のメンタルにとっても介護帰省はわりとよかったのでは!? と感じました。
わかんないですけど。
母は喜び上手なところがあるので、兄うれしかったのかもしれません。

 

兄の失敗話にもなかなか笑わせてもらいました。
ひとつはゴミ出ししながら転んだこと。
カラス除けのネットを押さえる水入りペットボトルが坂道を転がり始めたので
それを押さえようと、そのままおっとっとっとと、自分が転んだそうな。
  ※じっくり転んでいるので大事ありません。
ちょうど車でゴミ捨てにいらっしゃった方が通りがかり、
「大丈夫ですか!?」
「だ、だいじょうぶです」
みたいなことになったとか。…おいしいなぁ。

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もうひとつ。
兄はコーヒーが好きです。
実家で私もいるときは、私が豆をゴリゴリ砕いてペーパードリップか、
1杯だてのインスタントドリップバッグみたいなので
コーヒーを出して差し上げています。
それを見ていた兄、
今回ひとりで帰省する癒やしにと、インスタントのドリップコーヒーを買っていったそうです。

このタイプですね。

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実は兄、インスタントドリップコーヒーを買うのも作るのも、初体験だったそう。
ティーパックのつもりで
バッグをカップの上に載せて、「やりにくいな」と思いつつ、お湯をトプトプ注いでいたら、
やってきた母に
「それは上をビリビリ破かないとだめよ」と指摘されたそうな。
母に指摘され、兄の自尊心が軽く傷つく…w。


なぜ母がビリビリ破るのを知っていたのかは謎です。
私がやるのを見ていたんですかねぇ。
それにしても兄、おいしい。
ひとしきり笑わせてもらいました。

兄に、母の期日前投票を頼んでいましたが、
そこまで手は回らず。
土曜日は朝から「母さん、期日前投票に行ったら?」と
アレクサで呼びかけました。母、なかなか重い腰です。

夕方の日課アレクサ呼びかけしてみたら
「選挙行ったー!! 
やっぱり義務は果たさないとダメよっ」

と、鼻高々でした。

お、おう。よかった。

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母の「選挙行った」の舞が続いております…w。