認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

これからはひと言自己紹介しつつのご挨拶

被災された方にお見舞い申し上げます。
被害が拡大しないよう祈ります。

日課の、夕方Alexa呼びかけ。
どよんとした母が出てきて、
能登地震のニュースばかりで
気持ちが沈んでしまうからTVを消した」
母、TVをオフする選択ができてよかったです。
思いを寄せることは大切ですが
生きるのに必死な90歳は、持ち場でしっかり頑張るのがいちばんだと思います。


「おへその横が痛い」とサロン●ス貼ろうとしていたので
全力で諫めました。
「なんでサロン●スでダメなのよ!? いつもこれつけているのに💢」
ふっかけられるので少々面倒くさい…。
「どこが痛いんですか? 私にちゃんと教えてください」と言うと
「あのね、ここっ」ひょいとぽんぽん見せてくれて驚きました(その行動に)。

下行結腸あたりじゃないのかなぁ。いやいや空腸(小腸)かもしれないけど、
でもふつうに元気だから緊急性はなさそう。エネルギーだけ送って様子見です。

Alexa越しに母が「フクはなに横を見てるの?」と聞いてくるので
「これですよ」と壁に貼った内臓図を見せました。
私のコックピットには、左手には内臓図(ネットで拾ったやつ)、正面には『からだの地図帳』、右手にはホネちゃんたちがいるんだぜ。からだ、だーい好き!!

  

ところで、先日母がデパートの北海道展に行ったら
「◎◎(苗字)さ~ん! お元気!?」と中年女性に声をかけられたそうです。
母は、誰だかまったくわからないけど「おかげさまで元気よ。あなたは?」
と返したそうです。「アレ誰だったんだろう」と母。
「母さんは、そういう急場しのぎが、天才的に上手ですよね」と讃えると
「当たり前でしょ。こっちがわからないなんて、相手の方に申し訳ないじゃないの」
「本当は、声をかけるときに、みなさんひと言自己紹介してくれたらいいのにね」
「それだと助かるね」


私も常々気をつけてはいるつもりですが
久し振りな方にお声がけするときはいっそう気をつけよう。
「△△△さん。こんにちは。◎◎◎でお目にかかったフクです」みたいな
ひとこと自己紹介をはさむのを、鋭意徹底しようと思いました。

それから、会話のときに、私自身のことを相手に質問しないこと。
「さて私とはどこで会ったでしょう?」とか、「私は何歳でしょう?」とか、
「私は今なに考えているでしょう?」とか。
そこ、手間暇かけるところじゃない気がしました。

あれ? ちょっとやさぐれているのかしら、わたし。
まあいい。

 

母はまたデパートの北海道展に遠征しようと企んでいます。

今回2回目だか3回目です。
「また新型コロナの感染者数が増えているから、
GWに人混みに出るのはやめましょう。
ね、日曜日まで我慢しましょ」と諫め
「そうね。コロナは怖いわね。行かないほうがいいわね」
のセットを、5分間で三回行いました。
よほど行きたいようですw。

行っちゃうんだろうなぁ…。まあいい。

しゃべっている間にいい笑顔になってきたので
なんかめっちゃいい仕事した気分です。


わたしにもわかりやすい『からだの地図帳』。これは紙がおすすめだなぁ。ただ、持ち運びを考えるとKindleも捨てがたい。そのうちKindleも買いそうですが(汗。