認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

「自分のぼんやり」に気づく認知症母

再放送「まんぷく」が佳境です。万平さんに敬意を表してチキラー!


日曜日。9時半頃に母寝室の見守りカメラをのぞいたら
横になった母が目をパッチリあけているのが見えたので
Alexaで「おはようございます~」と呼びかけました。

腰椎圧迫骨折のことなど、ほぼ忘れているので
とくに起き上がる動作のときは
「ゆっくり、母さん、ゆっくり!!」の声がけが必要です。

起き上がった母は、本日もごきげん麗しく。
「今日は移動販売さんが来る日だったわね」
「母さん、今日は移動販売の日ではないですよ。
あと3回寝なくちゃね」
「あらそうぉ? 今日は来ないの。
私はなにを勘違いしていたんだろう」
「それだけ楽しみってことですね。楽しいからいいじゃないですか」

そのやりとりが終わったところでまた母が
「今日は移動販売がくるの…あれえ?
おかしいなぁ。私はなにか忘れてるなぁ。おかしなぁ」
となったので
「大丈夫大丈夫、そんなこともありますよ」
満面の笑みで返しました(うまくできた!)。
Alexa越しは、かなり大きく笑わないと母には視覚では伝わらなさそうなので
ニッカリ。
楽しい、大丈夫エネルギーは
視覚を頼らずちゃんと伝わるのかもしれませんけどね。

 

「このミカン美味しいのよ」と母。なぜ寝室にあるの…

 

それにしても
どんだけ楽しみなんですか、移動販売!!
まあいい。

お昼の「お弁当届きましたよ」呼びかけでは、食べているお菓子を持って現れた母。お菓子大好き!!!