認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

下痢しやすいのは個性じゃなくて食物性アレルギーだった

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介護帰省中は実家でも毎日ぬか漬け。腸内環境大事です


接触性アレルギーの話が続きましたが
もうひとつ食物性アレルギーの話も。夫のことです。

夫は身長173センチ、体重46キロ。
初めて出会った20代からお腹が弱く、軟便(というか下痢)体質でした。
申し訳ないことに、私は、軟便体質は彼の個性だと思っていたのです。
ずっと。
食物性アレルギーの概念を彼に当てはめるまでは。

ビールが好きで、40代までは毎日安い発泡酒を山ほど飲み、そのたびに下痢。
下痢するからと酒量が減ることは一切ありませんでした。
しかし、ふと、一番好きな「キリン一番搾り」を飲むときは、
下痢をしていないことに気がつきました。
「エビス」「ハートランド」「プレモル」も大丈夫。
でも発泡酒以外でも、「アサヒスーパードライ」は下痢します。
ある日、なにげに、
その状況を食物性アレルギーのフィルターを通してチェックしてみると
コーンスターチでは?」とアタリをつけることができました。
そう。原材料が麦芽とホップだけのものではお腹を壊していなかったのです。
なにかのCMみたい。なんとわかりやすい体!
コーンスターチを避けてビールを選べば、
たくさん飲んでも下痢をすることはなくなりました。


同様にインスタントラーメンでも、ラーメン屋さんのラーメンでも、パン類でも
合わないものには夫の体は即座に反応し、拒絶の下痢をします。
お腹が弱いのが個性というわけでは決してなく
夫の体はアレルギー反応を起こして日々必死に抵抗していたのでした。
「下痢のない毎日は小学校以来だ」と、嬉しそうに夫。
気づいてあげるのが遅くなり、申し訳ないことをしました
まあ、夫自身はそれまでずっと気づいていなかったわけですが。

その観点で食事をととのえるようになり
とくに腸内環境を意識して、植物性・動物性の乳酸菌
ぬか漬け、ヨーグルトで毎日朝晩いただくようにしたら
どんどん下痢が少なくなり、体重も徐々に戻りました。
5年かけて、今体重が55キロ。
私もうれしいですが、本人がいちばん喜んでいます。

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東京宅での朝食ヨーグルト。自家製カスピ海ヨーグルト+すりおろしリンゴ+はちみつ+きなこ。
実家では量は異なりますが、やはり毎朝母に食べてもらっています。快腸です♪


というわけで、
ぬか漬けとヨーグルトの組合せがとてもよいのは織り込み済みなので
母宅に介護帰省した折りには、母に自家製ぬか漬けを毎日欠かさず食べてもらい
毎朝欠かさずカスピ海ヨーグルトを食べてもらいます。
カスピ海ヨーグルトには、すりおろしリンゴとはちみつ、きなこをたっぷり入れて。
快適なお通じがつくと体調もよいようです。
腸内環境って大事です。

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東京のぬか床は「ぬかいち」、実家のは「ぬかじ」と名付けて
可愛がっています。写真は東京の「ぬかいち」で6年目