認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

遠距離介護 都市がロックダウンならどこにいるのがいいだろう 

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昨晩の小池百合子都知事の「感染爆発 重大局面」のインパクトたっぷりの会見後から

近所のスーパーやドラッグストアでは、シュールな景色が繰り広げられています。

朝から入場制限があったり、レジまで50メートル以上並んだり。

そういう様子が報道されるせいでしょう。九州の母も焦っています。

「買いだめ、いやねぇ」と、電話の向こうの母。

…どの口が言うねん、どの口が!

「何かうちも買っておかないとだめね。お米買おうかな」と言うので

慌てて

「いりませーん! うちには(母の家)たんまり備蓄がありますよ。

お米も水もちゃんとあります。ストックも非常用の食品もたんまりあります。

缶詰もそうざいもいっぱいです。なんにも買わずに結構です」とおどけて応えました。

「どこにあるのよ」と言うので「あそこでしょ、ここでしょ…」と丁寧にご説明。

(全くわかっていないはずです!)

 

母は、自分の買ったものがわからなくなり、今うちになにがある・なにがないが

ほぼわかりません。たぶん、なにもかも「ない」と感じているようです。

買ったものを整理することも難しいので、破滅的な冷蔵庫になってしまいます。

 

でも、報道見ていて不安になる気持ちもよくわかります。

都市がロックダウンするなんてもしも言われたら、母はなんの仕度もできないはずです。

困った、困った、私はどう動けばいいかしら、と

トイレットペーパーを購入する列に並びながら思いを馳せておりました。

 

遠距離介護の人は、ウイルス運ばないように都市に留まるべしとも聞きます。

しかし、母を遠くからサポートするのはハードル高そう。

どうしたもんでしょうかね。