認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

母の気分をアゲる実家のメインカレンダー

実家のメインのカレンダーは、
いただきものの明治神宮カレンダーです。
月ごとに、明治神宮の四季折々の美しい写真と
明治天皇昭憲皇太后の和歌が載っています。

母は、掲載された昭憲皇太后の和歌に、心酔しています。
カレンダーを見てはしょっちゅう読みあげ、
手帳にも好きな和歌をびっしり書いていました。

まあ、カレンダーへの書き込みもすごいんですけど。

日の丸の旗が欲しい、とか書いてあります…汗。 母は“その気”になり方がハンパなく、しかも感激屋さん。起承転結の振り幅は甚だデカい。というわけで、写真と和歌で気持ち晴れ晴れ。心が遠くに飛んでいきます。

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たしか、2月だったかな。雪の上の白い文字が読みにくかったらしい。書き足しています…

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よけい読めなくなりました(大汗


ただ、いただきものだし、催促するのも気が引けて、
来年分は揃わないかわりに、思いっきり書きまくって気を紛らせるように
メインには白いカレンダーを用意していたのです。


そしたら今日、うちの事務所から写真が送られてきました。
今年もいただくことができました、明治神宮カレンダー。
やったー!

夕方の日課電話で母に知らせたら、小躍りして喜びました。
よかった、よかった。

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そうだ、今年は明治神宮の鎮座100年なのです。コロナ禍であまりお祝いできなかったですね。でも、明治神宮の杜は最高だぞう!

 

本当を言うと、ないならないで、きっと母は忘れてしまいます。
でも、ある限りは、しょっちゅうカレンダーを見るたび、気分アゲアゲで…
昭憲皇太后が憑依したかのごとく(すみません、違いますけど、ホントすみません)
美しい日本国を思って踊り出すくらいの気分なのです、母。
そういうことを、来年も続けられるのはありがたいことです。