認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

「フク夫、釘を踏み抜く」に更新

手軽で便利なおかげもありますが、
毎日夕方にアレクサで呼びかける以外にも、
母に呼びかける回数が増えているようです。

土曜日昼に母に呼びかけたら、画面に現れた母、
指で「1」をつくって上下させながら
「夫ちゃんは大丈夫なの?」

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夫のケガを覚えてくれていることにちょっと感動しつつ、
「母さん、その人差し指、なに?」
「釘よ、釘。夫ちゃん、釘を踏み抜いて大けがでしょう?」

更新されていました。
お、おう。心配してくれてありがとう母さん。


私が幼少のみぎり、
釘を踏みぬくケガを2回ほどしたことがあります(3歳、5歳)。
ですから母にとって、足の大ごとといえば、釘を踏み抜くことになるのもわかります。
いえ、母はもちろん忘れています。
ただ、潜在意識下にその出来事はあるんですね。
母の“更新”を聞きながら、
あの時とても心配してくれたんだなと、感謝しました。


明日はどうなっているのかが楽しみ(違

 

夫には「気を悪くしないでね、これでも本当に心配してるのよ…」と断ってから、母の更新ぶりを報告すると、下を向いて肩をふるわせています。“釘踏み抜く”の通訳しつつ…。