認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

高齢親の一人暮らし_民生委員さんとの会談

  

今日のお昼ご飯に、以前、災害用保存食に買っていた長期保存レトルトカレーをあけました。今年の1月に賞味期限切れ。ホロホロになった骨付き鶏肉(手羽元)が2つ入っています。母の食いつきがすごくよくて感動しました。カレーは1袋を2人で分けていただきます。

午前中に民生委員さんとお話ししてきました。
たっぷり45分。
最近の母は問題行動なく、穏やかだと伺って胸をなで下ろしました。
「問題行動がない」という評価は、民生委員さんのもとに寄せられる
母の問題行動についての町内の方々からの情報(タレコミw)が
ほぼなかったということです。


母は委員長気質(きちんとした、正しく厳しい人に見えます)な上に、
沸点が非常に低く、
スイッチが入ると瞬間に夜叉になります(註1)
そうしたことが少なく、にこにこおだやかだったらしいです。
註1:夜叉になるのは戦闘モード。つまり、本当はできない自分・弱い自分を守り隠すため。他人はそんなこと関係ありませんから、ただのたちの悪い高齢者になってしまいます。

 

母はシャキシャキ歩き、ハキハキしゃべる委員長気質で、
傍目には超元気高齢者。
弱いところがあるように見えないのが周囲とのトラブルのもとになりやすいと
民生委員さんも認識しておいでです。

町内の多くのみなさんは、母の物忘れについて
そこそこ理解してくださっているものの、
「見た目のあまりの元気さに、周りの人も
お母さんの89歳という実年齢や、物覚えができないとか、忘れちゃうんですよ。
気の弱い人は気圧(けお)されるくらいシャキシャキしていらっしゃるから」
気圧される…わかりすぎます。

自信満々で、「私は正しいっ!」で攻めて来るから、気弱な人には余計ストレス。
「あのおばあさん大丈夫かな」みたいなあたたかい感じではなくて
「あの人すごく攻めてきて困ってます!」みたいなことになりやすい。


「ただお母さんがそうなるときには、相手の物言いにも問題があるだろうと
私は思っています。キツい人相手にだとなりやすいんだわ」
わかっていらっしゃるなぁ。
そうなんです。母、カチンとくる物言いと、自分の弱点に触れられるともうダメです。

「でも、誰だって年をとったら物忘れはひどくなるし、問題点は出てきます。
だからみなさんには寛大でいてほしい。
私はこのまちが、高齢者がひとりでも安心して暮らせる場所であってほしい
と思っています」

泣いていいですか。

私にできることは、
とにかく母がごきげんでいられるように、そのフォロー、だと再認識しました。
未来永劫うまくいくといいなぁ。

別件ですが、
母は民生委員さんに、時々私の愚痴をこぼすそうです。
「娘は言葉がキツい。グサッとくることを平気で言ってくる」だそうな。
母が私のことで、愚痴を言える相手がいて
とてもよかったと思いました。
そういうのはため込まないのがこころの元気を保つコツ。
ため込まないのはいいけれど、ホント、対応してくださる民生委員さんに
頭が上がりません。

母がグサッとくることは、しょっちゅう言ってますが、特に先月の帰京後ならアレだな、間違いありません。「困ったときにご近所に行くのはやめてください。困ったときは警察に相談を! 『あの人、訳わかんなくなっているわって、しまいに通報されますよ? 通報されたら一人暮らしできなくなるんですよ』
キツくてすみません。コーディリアと呼んでください(違

こちらは朝の納豆チーズトースト。これも母にウケました。よかった!