認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

認知症母の子どもにお菓子配り事件_民生委員さんの知恵

実家民生委員さんと電話でトーク。ありがたいです。

「でも気になることがあってね。
子どもがぶどう酒と間違えて灯油を飲んでしまって
気の毒なことになったでしょう?」

WHY?

私が最初に相談した翌日、さっそく母を訪ねてくれた民生委員さん。
「なにか困ったことはありませんか?」と尋ねると
「ないわよ!」と、母は即答しましたが、続いて上の会話が展開されたそうです。
OH!


「『子どもはぶどう酒は飲まないから、◎◎さんの勘違いですよ』
と否定しちゃったんですけどw」
「いやいや否定していただいて全然OKです。すみません」
話していると、そういえば以前民生委員さんに
「4月は◎◎さん(母)は要警戒」と言われていたのを思い出しました。
「昔、◎◎さんが社会活動していたときの習慣が残っているのでは」
民生委員さんは推測します。
「新年度が始まるときはやらなきゃいけないことがいっぱいだったから
そのクセで、今の時期はとくに落ち着かなくなるんだと思います。
「そういえば以前にも、4月は要注意っておっしゃっていましたね」
「そうそう!」

【過去記事です。4月は要注意についてすっかり忘れていました】

民生委員さんによると、
ほんの数年前までは、新入学の町内の子ども達みんなに
母が音頭をとってんボランティア団体でマドレーヌを焼いて、
ラッピングしてさしあげていたのだそうです。
※母は、地域でボランティア団体を立ち上げて、25年間くらい責任者として活躍してきました。
「だから、4月になると◎◎さんは、
なにかしなきゃいけない気持ちになるんじゃないかと思いますよ。
今、公園で子どもにお菓子を配るのも、その延長のような気がして
私はせつないです」

たしかにせつない。
それ以上に、こうして察してくださる民生委員さんがいてくださって
母はなんと幸せなのだろうと思いました。
問題行動の背景まで察してくださるなんて!

 

同時に問題行動はなんとかしなきゃいけませんから
「母の時間が有り余っているのが問題だと思う」と言うと
「ホント、それはその通り。
先日も『これから歩いて楽しいことを見つけるの♪』っておっしゃっていました」

普通に考えればいいことなんでしょうけど、
もしやまた想定外にいらんことを始めるのかと思うと
ぞぞぞぞぞ。
民生委員さんも同じ気持ちをもっていらっしゃいましたw。

「本当ならデイサービスとか行ってほしいんですけど」
「それは絶対無理でしょ。その話が出るたびに
なんでそんなところに行くの!?っておっしゃるもの。
毛嫌いしていらっしゃいますよ」

 

実は、この件については、ケアマネさんにちょいと無理な相談をしてみました。
「【母がお手伝いをする】とか【他人様にお歌を教えてさしあげる】とか
そんな体で通えるデイサービスはないでしょうか」と伺うと
「前向きに検討して、どこか対応できるところはないか、探してみます」
とのことでした。
皆さん本当にすごい…ありがたいです。

ドキドキ。
ドキドキドキドキドキドキ。

 

アセンションが起きて
気がついたらなんかうまいこと行ってますように!