認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

民生委員さんと「認知症母の集金トラブル」を阻止

実家の車庫をお貸ししている
お向かいさんからのクレームに端を発し、
その駐車代金を母に代わって私が集金し、
一覧にして母と共有するようになってから、
まるまる2年が過ぎました。


作った当時の古い画像です。すみません。

今やこの方法がすっかり定着し、
以降この件で、母が文句をたれたことは一度もありません。
危うかったお向かいさんとの関係も、極めて良好になりました。

【過去記事です。トラブルが勃発し、この方法に落ち着きました】

55enkyorikaigo.hateblo.jp

4月の帰省時の民生委員さん情報によると
実は母、新たにお金の問題も起こしていました。
新たにというか、新年度が始まる4月は、
母が問題を起こすことが多く、
それらは集金に絡んだことです。

 

今回の事の次第はこうでした。
3月末に、地域の老人会の年会費を、
同会副会長さんが母宅に集金に来られました。
母はぴったりの持ち合わせがなく、
かといって副会長さんはおつりの持ち合わせもなく、
結局、後日再集金ということになったそうです。

間が空いて、副会長さんが再集金にお越しになったのが1週間後。
※副会長さん85歳。再集金を「うっかり忘れていた」とのこと。
母は「お金は公民館に預けた」と応えたそうで
副会長さんが公民館に受け取りに行くと
公民館「そんなものはお預かりしていません」
ことの真偽はわかりません(預けていない。母は「預けたつもり」なんだと推察します)


結局、会費は、追加の集金はなくなりました。
というのも、同会には90歳からは会費不要という決まりがあり、
母が該当するからだそうな。

 

この件は片付いたとしても、
私が帰京後の4月下旬にはすぐまた自治会費の集金があり、
たしか昨年も、「払った」「払わない」
「領収証を出してほしい」「この場ではまだ出せない」
などなど、結構モメたという報告を民生委員さんから伺っていました。
※うちの母、結構押しも口調も強いので、それも困ったものなんです。

「今年はなんとかモメごとを阻止したい…
いや、うちの母、集金系はもうダメです…」
と、民生委員さんに相談したら、
事前に民生委員さんが自治会費を預かってくださることになりました。


「先に預ける」「そのお金を私が民生委員さんに届ける」
というイレギュラーが、母のプライドを逆撫でしたようで、
お金を私が預かるときには結構もめたものの、
手製の預かり証に民生委員さんのサインをもらって母に渡すと
スッと鎮まりました。


快く預かり証にサインしてくださった民生委員さんに感謝(画像はまだサインをいた抱く前のもの)。

この預かり証はコピーを取り、
いつもの駐車場集金一覧とともに常時掲出することに。
母は荒ぶれたのが嘘のように、穏やかになりました。

「これで4月は平和に乗り越えられるかも!?」
民生委員さんとハイタッチしました。

副会長さんに直接お詫びにあがらなくてもいいのか、自治会長さんにご挨拶に行かなくてもいいのかと伺うと、民生委員さんが「大丈夫。大ごとにしないほうがいい」とおっしゃるのでお言葉に甘えています。ものすごい防波堤で守っていただいている気分。