認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

まぶしすぎる・点灯しすぎる防犯用センサーライトを調整

火曜日夕方、予定していた
実家センサーライトの交換調整と、
勝手口のセンサーライトのセンサー調整およびライト調整がうまくいき、
心底ほっとしました。

 

【経緯:トラブル】

5月の帰省時に、玄関と勝手口に、防犯カメラとセンサーライトをつけてもらいました。
午前中から始まった作業は、昼すぎには完了。
ところが初めて作動した夜に、玄関のセンサーライトがまったく消えなくなり大慌て。
結局、家電店担当者に電話で指示を仰ぎながら
宵闇迫る夕暮れに、私が脚立に上ってコンセントボックスを開け、
コンセントをはずして電源をオフするという対応で乗りきりました。
このとき、あまりのライトの明るさに母が発狂。
対策できるまで、不確かなことは避けて、
消したままにして1カ月が経過しました。

勝手口については、母は「明るすぎて怖い」と言い出しました。
まあね。
ちょっと「未知との遭遇」的な明るさでしたし。
母のことはおいておいても、お隣は「問題ない」とは言ってくださったものの
そんなわけないと思います。
まぶしすぎる&しょっちゅう点灯しすぎてうざい。

過去記事です。

【今回の作業1. 玄関センサーライトの交換】

5月に取り付けてすぐから、作動不良を起こした玄関センサーライトを交換しました。
ショップに交渉する前に、
あらかじめセンサーライトのメーカーに相談し、
知恵をつけていただきました。
どうやらショップに言われるがままにつけてしまったライトが
最大限の明るさ(1600ルーメン、調光できず)の製品だったそうで
「明るすぎない製品もあるし、明るさが6段階で変えられる製品もある」
とご紹介いただきました。そこでショップ窓口担当者に、
「不良品で交換になるなら、同じものではなくて、半分の明るさの別のライトにしてほしい。メーカーに尋ねて紹介してもらいました。段階が切り替えられるものもあるそうなので」
とお願いしたらあっさり通りました。
※差額分の2240円は支払いました。

 

1枚目:今回設置しなおしたもの。2枚目前回の母が発狂した明るさ…写真ではわかりにくいかもしれません。体感的には、騒音を感じる明るさでした。

今度つけてもらったのは、全光束で約650ルーメンでと前回のほぼ半分。
それで明るさが6段階で変更でき、手元のリモコンで作業できちゃいます。
ラクですわー。もちろんいちばん弱い光にしています。

ショップの工事担当者方が、このリモコンの存在を絶賛されていました。「これ絶対便利ですよ!!」だそうです。

【今回の作業2. 勝手口センサーライトのセンサー調整】

勝手口センサーライトは、反応がよすぎて
ライトから6メートル離れた道で動きがあるたびに
煌々と1600ルーメンのライトが照りつける状態です。
ふつうに車が通過しても、誰かが歩いても、です。

メーカーさんにお尋ねすると
「センサー部分に絶縁テープを貼って
センサー作動範囲を制御する方法はなくはない」とのこと。
ショップ窓口担当者に通達し、実施してもらいました。
前回取り付けたときはショップ窓口担当者から
「範囲を変えることはできない」と言われていたので大きな進歩です。
ドアのすぐそばだけに反応するようにしてもらうことができました。

 
2枚目の○囲みが絶縁テープでセンサーを塞いでいる部分。

 

【今回の作業3. 勝手口センサーライトの明るさ調整】

たとえ光量が調整できないライトでも
照明用のカラーフィルターをかければ
感じる光量は抑えられるはず。
そこで、高温に耐え、
発火することがない照明用カラーフィルターを自分で購入。
固定するテープも、300℃高温耐熱テープを自分で購入し、
高所作業をショップ工事担当者にお任せしました。

 

1枚目:私のオーダー通りに、ライトのサイズにあわせてフィルターをカットし、テープで周囲を固定してくださいました。作業中、ライトの高温がつらそうでいらっしゃいました。ハイパーな白いライトでした。2枚目がフィルターをつけてもらった状態。センサーも塞いでもらっています。この作業を追加でやってもらえてラッキーでした。プライスレス。

 

事前に「かくかくしかじか…こういう対策、どう思われますか?」
とメーカーにお尋ねしたところ
「OK大丈夫、安心です、と言える立場にないことをご了承ください。
けれど理論上はいけると思う」とのことでした。
“理論上いける”、プロのその言葉が大事。
相談したのが、話がわかる、信頼のおける方でよかったです。

 

肝は、後付けするものが
高温ライトで溶けないこと、発火しないことです。
つけたはいいけど出火したとか、目も当てられません。
くれぐれもご注意ください。

購入したのはこちら。右側の商品ラベルに「カメラ用」フィルターと書いてありますが購入したものは「照明用」で間違いありません。何度もサイトで確認しました。ショップの工事担当者さんが「このテープ! めっちゃ高いやつ!!」と反応してくれてうれしかったです。あと照明用フィルター活用についても「この手があるか!」とおっしゃってました。
以下を購入しましたが、使うのは本当にごくわずか。コスパ最低です(でもケチるべきではないと思う)。実は照明屋さんの友人に相談することが一瞬頭をよぎりましたが…ええねん。

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照明用カラーフィルターの仕事で、
眩しさはかなり抑えられるようになりました。

 
  

夜、室内から明るさチェックしました。1枚目は照明オン。2枚目は照明オフ。このくらいなら安心。白い明かりはお隣の部屋の灯り。

ところが。
センサーの作動範囲も狭くなっていいのですが
身長の高い人にしか反応できなくなっているようです。
(失敗!)
※これをさらに的確に修正するなら、ライトを付け替えして位置修正だ、ショップ担当者に言われました。最初の確認のときに時間をかけて、「明るさ」「点灯のタイミング」なども考慮して検討すべきだったと反省しています。

でも、光るときは光るし。
微妙すぎるけど。

 

まあ、母を怖がらせるよりはマシだし
「防犯センサーライトやカメラが設置してある」ことが
犯罪の抑止にはつながるでしょうから
これでよしとします。
光るときは光るんだし。



収束にひと月要しましたが、一応、この件はこれで手離れ。
ほっとしております。

回り道しましたが、玄関ライトの不具合がなければ
製品を交換できなかったことを考えると
めっちゃラッキーちゃう!? とも思っています。

すみません、根が楽天的なもので。
楽天的だが密林派w。

「赤から青になったのね」と母がうれしそうでした。はじめは赤じゃなかったですけどね、母さん。これで夜に怖がらせずにすみます。必要なときに作動してね、たのむぞ、ライト君。