認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

高齢母、訪問介護拒否と小鬼電

先週末の土曜のこと。
その週末はいつもの時間にAlexa呼びかけができないので
夕方5時ごろに外から母の固定電話にかけて、ごきげん伺いをしました。

母は元気で、土曜日の配食もちゃんと受け取り、
ごきげんにいただいていました。
なによりです。

しかし夕方7時前に、民生委員さんから私の携帯に連絡が。
母がヘルパーさんがお越しになるのを嫌がって
「もう止めてちょうだい」と、
民生委員さんに連絡したようで(同じ土曜日の出来事でした)、
その件を私に報告してくださいました。
もちろん、民生委員さんはそんな担当ではありません。
それから何の勘違いなのか
「毎回現金で880円払わなきゃいけないのがもったいない!」と言うそうで(汗。
以前の「2500円」からはかなり下がりました(そこじゃない)。

 

それでも民生委員さんが、
母をうまく丸め込んでくださったというか。
「町内の九十代のみなさんは週3でお願いしているんだから、
おたくも週1くらいは頼んだほうがいい」とか、なんとか。
そのうちに
「そうね、ヘルパーさんだって仕事がなくなると困るわよね」
みたいな流れになって、うやむやに丸め込まれた母。
民生委員さん、
お口添えいただき、ありがとうございました。

もう感謝しかありません。

「いったん落ち着きましたが、娘さんにお伝えしておいたほうがいいと思い、
連絡しました」とのことでした。

 

この通話中にも、母からガンガン着信があり、
同じ用件かしらとドキドキしながらかけ直すと、
「元気にしてるの? 東京は雨がひどいそうだから気をつけてね」
と、これまたごきげんさんでした。
ほっ。
この日2回目の電話ですが、その件には触れないでおきました。
よく、否定しちゃいけないって聞きますし。


と。また10分後に母から電話がありました。
この日3回目です。((((;゚Д゚)))))))
努めて明るく
「はいはーい、母さん、どうされましたか」
と出てみると
「いつも夕方には電話があるのに
今日は全然電話がないから、元気にしているか心配で心配で」
え……。ここは突っ込んだほうがよさげと踏んで
「やだー、母さん、元気ですよ。
ほら、さっき母さんが電話をかけてきてくれたから。
今日はいつもと違って私の都合でテレビ電話じゃないから、
話した感じがしなかったんですね、きっと。
ごめんなさいね」と言うと
「そうなのよ、顔見ないと、話した気がしないのよ。
やっぱり顔が見て話がしたいわ」
なんだか愛おしくなってしまう、母の取り繕い……。


Alexa、よい仕事をしています。
毎日どうもありがとう。

 

母の記憶障害がゆるゆると進行しているのを感じます。
でも、ごきげんだからまだまだいける、
全然大丈夫、と、思いたいなぁ。

そして日曜日もやはり、外から固定電話にかけるしかできませんでしたが
この日は混乱なく、心底ホッとしました。
長距離バスの車中で電話にはまったく出られない状況でした。よかった。

 
週末は、榛名(はるな)神社に伺いまして。……からの山歩きでした。「ちょっと遠出をした」とか、母が少しでもうらやましくなりそうなことは、決して伝えないようにしています。