認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

新種…財布をなくしたことを忘れる認知症母

水曜日、母が仲良しグループ4人での誕生会(食事会)の日でした。
かつて生涯学習で共に学んでいた気の合う仲間だそう。
4人それぞれの誕生日に全員が集まってのランチ会を催して、10年になるとか。
お誕生日の人は、みなさんにごちそうしてもらうのだそうです。
年齢層は84歳~90歳で、母がいちばん年長さんです。

母は、無事に行って、帰ってくることができました。
といっても、行きはお向かいさんが車で送ってくださったそうです。
帰りもちゃんとバスで帰ってくることができました。
過保護な私は、夕方に外から電話して母の在宅を確認し、胸をなで下ろしました。

夜、Alexa呼びかけすると、満面の笑みの母が現れました。
言われなくてもわかります、最高に楽しかったらしい。
「ひとりも欠けることなく集まれるって最高よ!」と母。
懐石ランチ(2000円以内)に舌鼓を打ちつつ
近況を報告し合いひとときなんだそうです。

「近況ですか…まあ、私の悪口とか、出るんでしょうねぇ」と笑ったら
「出ないわよ! このメンバーは、誰かを悪く言う人はいないの!
『あーたのところはお嬢は来てるの? 親孝行でいいわね』、なんて言われるのよ」
だそうです。

お嬢!!!!!

なんとよい響き。あと100回聞きたいわ…

 

さかのぼって、この日の朝のAlexa呼びかけは、
服薬支援というよりお出かけ支援。
お財布は(家の中で)見つからないままなので(今日で3日目)、
「今日はお財布はなくても全然問題ないから
予備のお金を、なにか袋に入れて行ってくださいね」
「わかった。袋にいれておけばいいね」
「5000円あればきっと大丈夫です。
多めに1万円くらい持っていけば安心ですよ」
「わかった」
「バスは10時22分ですよ。ちょっと時間をメモしておきましょう、母さん」
「うん、書いておく。マジック、マジック…」
などなど、ひと通り指示出し&母も一緒に確認していきます。
よし、やれることは全部やった。あとは祈ろう、見守ろうと、通信を切りました。

 

しかし、1時間後に母から着信があり、ドキドキして出てみると
「私のお財布が見つからないんだけど、
どこだろう…」

 

まさかの、財布が見つからないことを忘れていた母でした。
「お財布はおとといから行方不明ですからダイジョーーーブ!!」
一からまた盛り上げていくのでした。

まあいい。

 

お誕生日会は、次は母の番です。
「楽しませてね、と言ってきたわ」と母。

…番長か。

■以下、きのうのコピペで、アフィリエイトのジャンル別まとめ。まだほんの一部です。
  これから少しずつ整えて行こうと思います。ここから購入していただくと、フクにチャリーンとなります。    わたしの推しばかり集めました。

1番目:特大サイズ77×52センチ 2番目:毎年利用しているA2サイズ 3番目:毎年、暦でお世話になっている神宮館からA2サイズのカレンダーが出ているのをみつけたので、今年はこれにするかもしれません。
  

母は視覚障害を起こしていますが、まだ手帖をあきらめていません。
このUDダイアリーデザイン手帖なら見やすいのだそうです。UD手帖はみつからないのでおすすめです。B6とA5サイズがあります。

【冬のおすすめ】
冬の母の寝室の室温管理はデロンギにまかせています。
アナログの24時間タイマーでオンオフを設定。夜中に目が覚めたとき、朝起きたときにちぢみ上がらないようにしています。とても便利。助かっています。


【ご注意】以下の記事にもありますが、ご実家の電力容量にはくれぐれもお気をつけください。購入したけど使えない、ということにならないように! 私は実家の容量を30⇒50アンペアに上げました。以降は楽勝で使えています。

【遠距離介護、最初に揃えたいもの】
遠距離介護が決まったら、まずは実家のWi-Fi環境整えて、カメラ付きのEcho Showをセットします。
これで遠方から「呼びかけ」機能で、実家側は「取る」作業をせずに一方的につなげることができます。
不調時には再起動が必要となるのでスマートプラグがあったほうがいいです。こちら側はスマホで対応可能なので、最初の購入は親側1台でOKです。もちろんこちら側にもデバイスがあれば、より器機と親しめてスキルアップを図れます。

 

【ご注意】Echo Showは機器の名前。それで使うソフトが「Alexa(アレクサ)」。唯一の落とし穴は以下です、最新のWi-Fiを導入しようとするとハマります(私はハマりました)。 認知症対策】
認知症は日付の感覚を喪失します。できるだけ早めに
認知症になる前からでも、カレンダーの前にデジタル日めくりを
合わせて置くようにするのがおすすめです。
巨大な曜日は、認知症が進むと「これしかない!」って感じになってきます。
うちはお薬カレンダーも、デジタル日めくりとセットで置いています。
TVのリモコンは、「早く使うんだった!」と思いました。リモコントラブルが激減しました。

 

【難聴対策】
振動体温計は健常者にもおすすめです。とても使いやすいです。
フラッシュリンガーは音は切り、着信時に光るようにしています。電話を取れる確率がやや上がりました。
 

【衣料】
スリッパはあゆみシューズの室内履きにしています。

2番目は、あからさまな食事エプロンは嫌がるだろうと、おしゃれ系お食事エプロンを揃えました。がっ、スカーフ代わりに使ってしまうという困りごとが発生しました。

下着関連はこちらからどうぞ。

【手すりとステップ】
はじめは孤独に介護していたので、こういうものを自分で地道に揃えて母の動きをサポートしていました。とくに2番目の玄関の踏み台と3番目のアルミステップは日々大活躍です(たっちあっぷは母が嫌がり、現在納戸で待機中)。

これらは介護認定がおりると保険適用でレンタルできることもあるようです。担当のケアマネさんなどのにご相談ください。

【食べもん・飲みもん】
介護食は非常食もかねて常備しています。キユーピーさんの、いけます。
実家には小さいほうじ茶、ポカリスエットオロナミンCを箱買いして置いています。

 

【読むもん】
私の介護のベースになっているものです。3番目は子育ての本なんですが、親の介護でも夫婦関係でも変わらないと思って活用しています。

 

55enkyorikaigo.hateblo.jp

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