認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

また民生委員さんに助けていただくの巻

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実家にもぬか床を置いて、帰ってきたときに漬けています。
母が大好きな山芋のぬか漬け。山芋、傷みかけでしたけど!

生協の移動販売車が来たので、母と共に買い出しに。

居合わせた民生委員さんにご挨拶しました。

民生委員さんは、週に1回、この買い物時に母をさりげなくチェックしてくださるほか

いろいろ気にかけていただき、

私の介護帰省期間もふんわり把握してくださっています。

外で母が起こした問題は、民生委員さんから教えていただくことも多く、

ポジティブ母が外で引き起こす諸問題に対し、

地域の皆さんとの防波堤役を務めてくださっています。

周りの方に「何かあったら私(民生委員さん)に言って」と伝えてくださっているそうです。

 

夕方、その民生委員さんから私の携帯に電話がありました。

なんでも、母が保健所にクレームの電話???を入れたらしく

その件について、「あの方は大丈夫ですか?」という逆問い合わせがあったらしいです。

ぎゃふん。

 

私は家事をするとき以外、別室で仕事をしているので詳細は不明です。
でも、言われてみればたしかに向こうで

母が使命感に燃えた感じで電話をする気配はありました。

 

(以下、民生委員さんからのチクリより)

「地域で行っている赤十字の募金をしたのに領収書がまだなんだけど」

みたいな電話を、なぜか保健所に入れていたそうです。

この新型コロナウイルス感染症で大変な時期に、あろうことか保健所に…。

それで「ちょっと困った高齢者がいる」と連絡があったようでした。

社協経由、民生委員さん”、だったのかな。詳しいことはわかりません。

 

4月末に母は地域で行う赤十字の募金に参加しており、

5月末に地域分すべてをとりまとめて市に提出し、領収証等はそのあと発行されます。

「それも説明してあるんだけども…」と、私にお電話くださいました。

民生委員さんにもあれこれ申し訳ない限りです。

母が独居できるのは、こうした周囲の皆様の助けがあるからこそだと

あらためて思いました。

 

母に要点を説明すると、「ああ、そう?」と答えました。

「『心配なお年寄りがいる。大丈夫ですか』って問い合わせがきたそうよ」と伝えると、

そのあと「はぁー、きつか」が始まったので、

要点はちゃんと母の腹に入った模様です(不機嫌になると決まって体調不良を訴えます)。

 

そもそもどうしてあんなに自信満々に電話ができるのか、

自分の勘違いかもしれないとは少しも考えないのは、

ADHDもあるのかもしれないなと思いました。
あの使命感に燃えた動的な感じが不穏です。

もしもこんな通報が立て続けだと…。

ふと、若い頃に少しアルバイトさせていただいた特養と併設してあった、

養護老人ホームのことを思い出しました。いや。そうはならない、させないし。

 

ただ、この日いちばんの衝撃は、母がやりとりしているときに私のところにやって
来て

「うちの電話番号教えて。わからなくなった」と尋ねてきたことでした。