認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

母にイワシを食べてもらうの巻

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居間に母の書き置きが。TVの健康番組を見て触発された模様です。なに? 「EPA」?「DHA」? 青魚が食べたいの!?


週に一度の移動販売車がやってきたので、母と買い物へ。
冷蔵ケースの中に、イワシのパックがありました。
6尾入って150円きってるし!
※東京の近所のスーパーでは処理済み開きが5尾350円
すごく新鮮そうだし!
ワクワクしながら、母に「ねぇ、イワシのフライ食べない?」と聞いたら、
「食べない」と即答。


…だよね。青魚キライですから。
いや、魚全般、母はあまり好きではありません。
買わずに帰ってきたものの、やっぱりあの新鮮イワシが気になって、
ひとり踵を返し、
「すみませーん、やっぱり、イワシ!!!」と買ってきました。
「これ、新鮮だからね」とお店の兄さん。うれしいねぇ。
夜はサプライズでイワシのフライにしましょう。

母の魚嫌いのポイントは「生臭い」と「骨が面倒」なので
手開きして丁寧に骨をよけたイワシに、青じそくっつけてフライにしたら、
香りに釣られて食べるのでは?と踏みました。
あとは甘めの大根おろしを大量につけておけば。
DHAEPAもたっぷり摂れて、脳も血も大喜びという寸法です。

やや小ぶり。のほうが好きなのは、ハエや豆アジの南蛮漬けが好きなせいなのか。

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ところで、パックのラベル、「大阪府産」ですって!
たしかに、関西時代のほうがイワシは安かった。
印象としては5尾100円くらいだったなぁと思って調べてみました。
region-case.com

大阪のマイワシは全国「16位」の漁獲高。
実家の県はそれよりも下位でした。
ちなみに東京の「37位」は、獲れる地域では最下位のようです。

東の方には、大阪の漁業のイメージは希薄かもしれませんが
結構すごいんです。とくに南側で、地のお魚、めっちゃおいしい。
漁港近くでは市場とか朝市が盛んで、安くていけてて、いわせんのです。

www.pref.osaka.lg.jp


市場、朝市も魅力ですが、付近の飲食店もオツなもの。
夜中の12時に開店する、堺魚市場内の天ぷら屋さんなど、最高です。
学生時代は府下の富田林市在住。堺は、夜なら車で20分ほどとわりと近く、
深夜に堺まで出かけるのが最高に楽しかった。
「ものの始まりみな堺」ですよ。
世界遺産の「百舌鳥・古市古墳群」ですよ。
当時から堺のまちは好きでした。

で、夕食、イワシフライに青じそ貼ったのつくりました。
必死に貼った意味はほぼないくらい、青じその味はしませんでした。
料理は上手ではございません(見た目悪さのいいわけです)。

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右端の前方後円墳みたいなのはちくわを揚げたものです。半分にぶった切ってしまいました。「ちくわ揚げるのに穴なくしてどうすんねん!」と叱られるヤツです。


母は「おいしい、おいしい」と1尾半食べました。
上等、上等。

しかし、私が作ったということはついぞ頭に入らず
どこかから私がフライを買ってきたとインプットされたようでした。