認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

メモの残し方で互いのストレスが軽減するかも

帰京日の水曜日朝。起きてきた母はごく普通に、
夜のうちに替えておいた冬仕様のコタツに、スポッと収まりました。
ノーリアクション。

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レシピ見るのが大好きな母。ズボッと足をテーブルコタツに突っ込んでおります。

あまりに普通なので、しばらく経ってから、
「母さん、テーブルコタツに布団つけましたよ」と言うと、
「そうね、もう冬ね」。なんだか昨日とは違う人感。
まあいい。

帰京するときは、実家はかなり早めに出ます。
母の「早くしなさい💢」砲を避けるためです。

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3枚以上OKの複写メモは今回の帰省時も大活躍でした。

同じ轍を踏まないように、家を出る時刻を書いてあちこちに置いたところ、
今日は一度もドヤされることなく、こちらの気持ちがラクでした。
たとえば、バスの発車時刻をメモに書いてしまうと、
それに合わせてうちを出る時刻を頭で計算しなくちゃなりません。
母はそれが結構つらそうです。
わからないことでよけいにこんがらがるのかもしれませんね。
「◎時◎分に家を出ます」等、端的に事実を述べるのがコツのよう。
母が悩むスキを与えない、みたいな。


母は朝から、真鍋淑郎さんのノーベル賞受賞の報に触れ、感激して涙し、
ご飯食べている最中には、私がいなくなることを思い出して涙し。
母が感動屋さんなのは昔からです。気持ちの振り幅がデカい。
私には少し演劇的に見えます(これも昔から。良い悪いの判断ではなくて)。
自分のスルースキルが上がってコワイ。


昼には母の大好きな移動販売が来るし、私が帰京してひとりになっても、
気分転換ができるはずです。
「移動販売、本当はフクと行きたかったのに」と恨み言w。
出発までの3時間に5回くらい言われました。
一緒に行きたかったね。ごめんね。

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見送りに来てくれたバス停で。まだコスモスが咲いていました。

さて帰京。また会う日まで、互いによい時を過ごしましょうぞ。

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早めに空港に着いたら仕事に集中。移動中はたいていノートPCをパタパタしています。