認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

「COCOA」から接触通知が。前回介護帰省の帰京日だ!

4/26火曜日の夜に
使い始めて初めて、接触通知アプリ「COCOA」から通知がきました。

画面はこんな。

 

ちょっと待って。
4月18日9時~19日9時って、もう1週間経ってるじゃん!
どうやら18日月曜の介護帰省からの帰京時に、
陽性登録者と接触したと思われます。

1 どこで接触したか?

いったいどこで34分間も一緒だったのかが謎でした。
◎飛行機内は機内モードにするので、カウントが出ないはず。機内ではない。
◎地元駅~空港への空港バスは、1時間ノンストップ。
 逆に「34分」の微妙な数字はありえなさそう。濃厚そうな空港バスでもない。

しかしひとつ前の画面をよく見ると、「合計で34分」と書いてあります。

ならわかるかも!
帰京時は都内3線の鉄道利用で帰宅しました。
京急は乗車時間約20分、山手線は約20分、中央線は約10分。
これらの2本以上で、近くに陽性者がいると考えれば合点がいきます。

それにしても、いろいろラッキーだったなと思いました。

2 ラッキーだったこと

① 通知が来たのが遅かった
それがいいことだとも言えませんが
とりあえずすでに接触から1週間経過しており、
この期間は自分も家族も全く健康不安なく、晴れ晴れと元気でした。
接触後に感染の線は極めて薄いと確信しました。
※もちろん無症状感染はあるかもしれませんが。

これがもしも「昨日」とか「3日前」とかの通知なら
結構ドキドキしていたと思います。
自主隔離だの仕事のキャンセルだの、受診すべきか否かなど
戸惑うことも多かったはず。
無駄な心配せずにすみ、助かりました。
行動の変容を伴わない接触通知に意味はあるのかと、思わないでもありません。

② 接触が「行き」ではなく「帰り」だった
たとえ接触から1週間経過していても、「行き」で、
実家地方に持ち込んだ可能性があるとなると、モヤモヤしたことでしょう。
帰りのタイミングでよかったです。

結局、移動したり、人に会ったりって、そういうことなんですよね。
今までが運がいいだけで、コロナ禍ではとくに100%の安心はありません。
※今回の帰省時ももちろん、実家ターミナル駅での抗原検査をお願いし、義務感覚で「白」を確認後、帰省しています。

③ 接触通知アプリの通知機能が壊れているわけじゃなかったんだな
率直な感想ですw。

3 そして「COCOA」を掘らなくなった

第5波のはじめあたり(2021年夏)から「COCOA」をチェックするのをやめました。
それまでは割合こまめに、陽性者と接触していないかを掘って確かめていました。
時折は接触していました。以前ブログでも書きました。

55enkyorikaigo.hateblo.jp

 

ところが「COCOA」が普及するにつれて、陽性者との接触が増えました。
当然母数も大きくなっており、以前と人数の比較ができなくなりました。
これではいたずらに不安だけを抱くことにつながりそうで、
1日に3人との接触が頻出するようになってから、掘って見るのをやめました。
だって、掘って接触を確認したところで、私自身は一向に感染はしていなかったので、
接触の有無は気にせず、感染対策を洗練させるのが一番と考えました。
接触はするもの」と考えて行動するほうが建設的。
接触をゼロにするのは、家の外に出かける以上は非現実的なのです。

 

もうひとつ、友人の新型コロナ罹患で、自分の中で潮目が変わりました。
市販のキットを使って検査して
「コロナに感染したようだ」と自主隔離した友人は(ワクチン打たない派)、
すでにコロナ禍の黎明期にイベルメクチンを個人輸入していており、
  ※友人のイベルメクチン個人輸入は、第一波のはじめに。先見の明がスゴイ。その後イベルメクチンは叩かれて、さらに時が流れると新型コロナ治療薬として承認されました。
イベルメクチン投薬で自己対応しました。
幸いひどくならずに回復しています。
医療機関を受診していないこともあり、「COCOA」への陽性情報は登録しなかったそう。
ハッとしました。
そうか、「COCOA」は、
症状があって受診して、「陽性」になった人の一部が登録するんだな。
そりゃそうだ。
はじき出された接触回数より、実数のほうがずっと多いはずです。

 

接触通知アプリでカウントする接触を見て一喜一憂するよりも、
自分の妖怪アンテナを磨くことが100倍大事だと思った瞬間でした。

ヤバイと思ったら、空気を読まずにその場から離れよう…。
そして、ネガティブムードに振り回されないためにも
COCOA」情報を掘り下げるのはキッパリやめました。

 

4 今後の課題

警戒すべきは、見落とされがちなロングコビット(コロナ後遺症)であり、
パッと見の呼吸器疾患よりもむしろ、循環器領域疾患が真打ちだと感じます。
もちろん、呼吸器疾患も手強いし死に直結するので恐ろしいですが。
これからもかからずに済むならかからないほうがいい。
今のところは自分の妖怪アンテナを磨くのが一番なんじゃないかと思っています。
感染対策の洗練+妖怪アンテナブラッシュアップ

 

かといって、「ワクチン大事です!」という推奨気分にはやっぱりなれません。
私はブースター接種も終えていますが、遠距離介護の都合です。
一方、夫はブースター接種をしていません。
「なんだか気が進まない」と言うので、その「なんだか」を尊重します。
気が進まないのを無理矢理打って、
帯状疱疹にでもなられた日にゃあ…。
もちろん、気が変わったら打つのもよかろうし。
なんとなくの感性はあなどらないようにしたいし、
打ったら打ったで、しっかりフォローしてあげようと思います。


欧州は人口の最大80%がコロナ感染なのだそうです。すごい。

jp.reuters.com

かたや日本は、東京、大阪で5%の
抗体保有率にとどまります(2022年2~3月に実施の抗体検査)。
別の意味ですごい。

www.m3.com

 

欧米とは異なる、独自のスタイルで対峙することになりそうな
日本のウィズコロナ。やっぱり当分は
感染対策の洗練+妖怪アンテナブラッシュアップ

でいこうと思っています。