認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

まだ揺れ続ける。高齢母のワクチン接種

17日木曜日正午が母の新型コロナワクチン接種予約です。
ギリギリまでどう転ぶかわかりません。
まだキャンセルはしていません。
過剰な期待も、不安や恐れも、自分の中からできるだけ排除し、
ただ淡々と、粛々と、勧めています。
とはいえ、できるだけ母を追い詰めないように、作業進めております。

 

月曜日の朝、実家に向かう道中で
Twitterで教えていただいたYouTubeの宮坂昌之阪大名誉教授の解説動画で
mRNAについての仕組みを頭に叩き入れて、
母にヒットしそうな資料画像をプリント。
火曜日昼、ダイニングテーブルの上にそれとなく置いておきました。
火曜日夕方、思いきって膝を突き合わせてもう一度説得チャレンジ。

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リスクとベネフィットをグラフを見せながら。
いかに知人が新型コロナであっさり亡くなったか。
今の緊急事態宣言が解除されても、
7月8月には、東京はまた宣言が出される可能性が濃厚であること。
イベントするなら、みなさんの安心安全のために、母は打つべきだと思うこと。
今後はワクチンパスポート的なことが導入されるかもしれないこと。
遠距離介護はたえず危険条件にさらされること、
cocoa接触チェックの記録も見せつつ(これもTwitterで教えていただいた)
「ほらね。私はすれ違っているのです。危険なの」と解説。
2回目接種後の2週間後からようやく安心な旨。
イギリスの感染状況も解説しました。
「まだ30%の摂取率だ」の母に対しては
「なかには接種票が手元に届かない人もいる。母さんは送られてきたから守られている、よかったね」
で持ち上げてしまいました。これ、効きました(これもTwitterで拝見したつぶやきがヒントになりました)。
あ、16日現在、高齢者の40%になりましたね。


Twitterでフォローさせていただいているみなさんからの
お知恵のおかげで生きてます。ありがとうございます。

 

母に、接種場所が遠いと言われたので
「もちろん、私がタクシーをご用意いたしますとも」と行ったら
「やめなさい、もったいない。
バスに乗って、ちゃんと駅で乗り換えますっ! 
行けるから!」。

え、行ってくれるの!? 母さん。


民生委員さんとも常時連絡を取りあいながら
水曜日はダメ押ししに、母の行く生協の出張販売に、
偶然を装って土砂降りの中を来てくださいました。神。
「大丈夫よ。行ったほうがいい」と手を取ってくれました。
…手を取られた母は、
ちょっと4歳や5歳の幼児のような顔つきだったのでグッときました。


まあ、その後も、ニュースで「20日に緊急事態宣言解除」と放送されると
いそいそと私のところに来て
「もうワクチン打たなくてもよくなった」
_| ̄|○
一からもう一度説明…ということを5回ほどリピートしました。


それでも水曜日の夕方、入浴前に白髪染めをしていたので
これはでかけるつもりなのじゃないか!? と踏んでいるのですがどうでしょう。


大丈夫、起きることが最善です。いつだって。

キラキラな朝を演出し、ごきげんにクリニックにお連れしなくては…。