認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

兄と母のアレクサトークを場外から観察してみた

チャイムが鳴りわたり、【EchoShow5】の小さな画面に兄が映ります。
母にも聞き取りやすいチャイム音らしく、
母も隣の部屋から【EchoShow5】前にやって来ます
始まった母と兄のアレクサトーク
を、画面から見切れるようにはずれて眺めるわたくし。
兄もちゃんと使えているのがすごくうれしいIT担当であります。

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兄を相手にやはり踊る母。それにしても【EchoShow5】ちっさ! もう少し大きいの欲しいな


兄とのトークでも、「5月の米寿祝いが待ち遠しいわ」と繰り返す母。
昨日も兄に言ってたな。
とはいえこのご時世。
兄の「コロナ禍で動けなくなるかも」のアピールがすごかったのですが
母はまったく意に介さず。
そりゃわからんわ。母には難易度高すぎ。しょうがないです。


米寿といえば、テーブルに大きなカレンダーを広げて、
母が9月16日に大きな◎をつけていました。
私の妖怪アンテナが立ったので「何してますか?」と聞いたら、
「うん、米寿のお祝い、9月がいいかなと思って。この日は大安だし、いいわよ」
えっ、振り出しに戻るの!?


米寿のお祝いは5月に決まっている旨を説明すると
「そうだっけ?」
…まあいい。カレンダーの◎印にはていねいに消しゴムをかけました。

ただ、その米寿祝い、
母はどこにも出かけたくなくて、おうちでお祝いがいいそうです。
何度も何度も繰り返し聞いても、
「年を取ったらコロッと動けなくなって
『あのとき温泉に行けば良かった』なんて言っちゃうよ?」
と脅してみても、
「それでもおでかけはいや。おうちにいたい」の一点張り。
おうちで、ごちそうの出前がいいそうです。
「出前? なにがいいんですか?」と尋ねたら「うなぎかな」
母はきっと、釜寅の「うなたま」を指しています。


というわけで、米寿のおでかけはやめました。

釜寅も、あいぽんにアプリ入れています。