認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

高齢母の靴とのお別れ

遠距離介護、介護帰省の毎日。
ゴミ出しタスクは順調です。
水曜日に不燃ゴミを出し、木曜日は可燃ゴミ
そして金曜日はようやく紙ゴミを出すことができます。
たっぷり溜まった段ボールを一気に。
こんなときは雨降りでないのが助かります。
朝から片道200メートルを4往復。

燃えるゴミの日に
長年履いてきた母のお気に入りの靴を処分しました。
思えば私が介護帰省を始めた2017年から玄関にいつもあった、
毎日母が散歩に行くときに履いていた靴です。
先月の帰省時に、大きな穴ポコを見せてもらうまで
そういうことに気がつけずにいたわたくし。

【過去記事です。】

あらためると、ヒール部分から靴底に貫通する穴が開いていました。
ホントごめん。母にもごめんですが
こんなになっても母に寄り添い続けてくれた靴に
胸アツになりました。感謝しかない。どうもありがとう。

  

母に「靴にお別れしてください」と言うと
「かわいそう」と泣くので
「かわいそうなんて言っては、靴に気の毒ですよ」と言ったら
「そうね。今までありがとう」
素直に言い直して、涙ぐみながら般若心経を唱える母。

ちゃんとお別れできました。よかった。


……絵的には笑えます。

 

玄関に新しい靴を並べていると、ものすごく古い靴だと勘違いして
母は「履けないやつ」と思うということに気がつきました。

出がけに声をかけて、履いてもらうことを続けているところです。
履けば履いたで、快適らしいです。
「NEW」札でも作って、わかりやすいように置いておこうかしら。


見た目で新しいことがわかるように
リハビリシューズもポチりました。
24.5の3E。

 

さっそく履いて散歩に出かけたので後から追って呼び止めました。

 

フィット感はなかなかいいようです。靴の写真が撮りたいことを察し、見せてくれる母(体幹しっかりしとる)。

所用で、ひとりでまちに出たついでに
例のデパートの催事、北海道展をのぞき、
お昼ご飯にと「3色弁当」を買ってきました。
小ぶりで1個1680円。大奮発です。
うに、いくら、かにが酢飯の上に豪勢にのっております。それにしても北海道展は大盛況でした。普段そのデパートがやっている地方催事より規模もぐーんと大きく、賑わっていました。母が萌えるのも納得(だからといって三連ちゃんはどうかと思うぞ)。

 

母、まさかの完食でびっくり。
おいしいものならこの量でも食べちゃえるんだな(小ぶりですが)。

お三時にはエッグタルトを買ってきました。
母がよいリアクションなので私も満足です。
私のつくる朝昼晩の料理にも、
このくらいのリアクションと食いつきがあればいいのにな…。

 

1枚目)エッグタルトはハーゲンダッツのバニラと合い盛りに。 2枚目)母、おいしさに目をまわしております。変顔をお目にかけられないのが残念です。

ポチった靴はこちらです。