認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

ヘルパーさん来訪_3週目 卵4パック

前夜のリマインドのときも
荒ぶれることはなかったので、滑り出し好調でした。
木曜朝にAlexaでリマインド。
もちろん母はすっかり忘れていましたが、
ヘルパーさん来訪を伝えると
「えー。デパート行こうと思ってたのに💢」
行かんでよろしいわ!
それでもギャン泣きもなくおだやかです。ありがたい。

 

今日のヘルパーさんは、前回とは異なるいつものご担当者でした。
業務の始まりと終わりにAlexaをつなぎました。
始まりの時には、冷蔵庫は二の次でいいので、
母が嫌がらないことを優先してもらうようお伝えしました。
終わりの報告の際、ヘルパーさんから
「冷蔵庫の中に卵が4パックありましたので
期限切れのものは処分しました。
今日は冷蔵庫2週間分ということもあって
ゴミ袋1袋半になりました」と状況を教えていただきました。
卵4パック。ヘルパーさんと、
母のマイブームについて共有できてちょっと良かった。
来週は私が介護帰省するのでヘルパーさんはお休みしてもらい(言い方おかしいかな)
再来週からまたお願いすることになりました。


ヘルパーさんはそっと処分してくださるので
母は気づいていないはずですが
卵がないの、バレないかしら。
少し気になっていたら。

夕方の、日課Alexa呼びかけで、母がうれしそうに
「お隣から卵を13個いただいたのよ!」
とえびす顔で報告してくれました。
「母さん、お隣さんがくださるのは、
生産者限定のこだわりたまごだから、おいしいですよ!」
と讃えました。
この大きな喜びのインパクトで、
母、なくなった卵のことは一切気づかないはず。
なんてタイムリーなことでしょう。感謝。


【卵、愛してる】
ところで、卵4パックについて思いを馳せました。ヘルパーさんはまったく悪くないく、あくまで私のみみっちいクセで。卵……賞味期限切れでもほぼ2カ月は食べられる…と認識しています。昭和のオイルショック時期に幼少期を過ごしたので、母の買いだめがすごかったのです。流しの下を開くと、卵が10パックある状態も珍しいことではありませんでした。

往年の母から「卵は、器に割り入れたときにベシャっと崩れなければ、火を入れて食べてヨシ。生食は書いてある賞味期限に従う」と申し送りを受けていました。そんなわけで極力捨てることなく、介護帰省時は古い卵の消費を徹底していたのです。
……もう古い卵、ないんだなぁ。さびしい(違
もやもやするくらいなら、ヘルパーさんに「卵は私が責任もって処理するので捨てないでください」とお伝えしましょうかね。そんなみみっちいことを言う人はいないのかしら。
私、卵が好きなんです。卵を愛している。先日も夫に、「私が先に死んだら、命日や誕生日の記念日には、必ず目玉焼きと白いご飯をお供えして」と申し送ったところでした。
人生最後の食事も、目玉焼きと白いご飯がいいわ♡


母のタイトな冷蔵庫に慣れたせいで、
帰省時は食品のレスキューが常態化してしまい、
それでメニューを決める傾向にあったので、
きれいな冷蔵庫の実家に戻ることが私には新鮮です。
たぶん人生初になるかと思います。