8月の帰省時の振り返りです。
母はしょっちゅう探し物をしています。
探し物ワースト3は
1 老眼鏡
2 手帖と暦
3 お財布とカギ
です。
私がいないときはひとりでカタをつけているのでしょうから
私が帰省しているときも
捜索についてはさほど手伝わないようにしています。
その日の探し物は頭陀袋(ずだぶくろ)でした。
「いつも持っている、ねずみ色のアレよ!」ときかれるのですが
私自身は全く注意を払っておらず、
どんなものか形状がよくわかりません。
ただ、すごく困っている様子だったので
私も、ありそうなところを探ってみたりはしました。
探し物って、違う人が視点を変えて探すことで
ひょっこり出てきたりしますから。
でも、母の部屋、ダイニング、居間、台所、見当たりませんでした。
非道にも、私はその後自分の仕事に戻りましたが、
母は「アレがないと困るの!!」と言いながら
あちこち捜索を続けていました。
しばらくして「あったー!!」と母が報告に来ました。
「よかったですね。お疲れ様でした。
でも、どこにあったんですか?」
「お洋服を置いている部屋の
ゴミの山の上!」
カオスな母の衣装部屋。1枚目:いつもの「山」を後から撮ってみました。1枚目の左端を前から撮ったのが2枚目。てっきりこたつの上に積んであるのかと思いきや、じかに床置きした衣類が1メートルに積み上がっていて愕然としました。ADHDぽいポイントだと思います。そして実は母、若いときからずっとこのタイプ。
まさかの、自分で「ゴミ」認定!?
私は片付けたくてたまりませんが
着手しようとすると母が逆上するので、いまだに未着手です。
「母さん、今、ご自分で「ゴミ」って言いましたよね!?」
「そんなわけないでしょう!
言葉の綾よ。
そんな揚げ足とるようなこと、言いなさんなッ💢」
あの衣類の山。
きっと、自分でも手に負えなくなっているのだろうと推察しました。
そりゃそうです。
ちなみに、8月の帰省時に
新たな安全な防虫剤を置くために、
母の衣類の山を少しよけました。
そのときに偶然手に取った3着の夏のトップスは
どれも前身頃がシミだらけでした。
「母さんこれ、シミだらけで、ムシが涌いちゃいますよ」と言うと
「大丈夫よ。今までずっとこうなんだから」。
母はしれっとしていました。
母には内緒でその3着を処分し、翌日ゴミに出しました。
母は、着るものへの執着がとても強いので
できるだけ私も触らないようにしていましたが
そろそろ。そろそろ。手をつけようと思います。
そのほうが母が暮らしやすくなるから。
探し物がラクになるからです。
傷んだものをそっと間引くところから始めようかな。
もう、9月から、母には言わず、こそこそ片付けよう。
私の作業部屋横にあるタンスは、
8月に少しちがうニオイがするのが気になったので
対処していこうと思います。こちらも9月の課題です。
母のだいじだいじ衣類。
どうすれば、母がいちばん使いやすいのかなぁ。
まだ最適解は導き出すことができません。
でもこういうのを考えるのがものすごく好きなわたくし。パズルみたいでたいへんたのしい。
そういえば、
できれば母に使ってほしくなくて
控えめに隠している50年選手のホットカーラー。
コロナ禍も手伝って、今回は奥に隠れたままでした!
次回隠れたままなら、もっと奥に隠そう……。