認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

遠距離介護は【心配】より【信頼】

帰京翌日。
朝になると、「母は大丈夫か!?」と頭をよぎります。
寒いとき、母は不機嫌になるばかりで、
エアコンをつける、ガス暖房をつける、
こたつや電気座布団のスイッチを入れるなど、
実際の対策がずいぶん遅れているように感じるからです。
一軒家の朝の底冷えの中、
対策遅れで震えている間に、風邪なんて引かないでよ~と思います。
 
気になって、
朝アレクサで呼びかけるも母はおらず。
夕方呼びかけても母は不在。
 


朝夕で映る景色が変わらないし、
クセでもある、私の【心配スイッチ】が入りそうになります。
だめだめ。
心配より、信頼。

 
17時30分にようやく母が現れました。ホッ。
私が洗って支度しておいた浴槽で、早めのお風呂に使っていたそうです。
「やさしい娘がいなくなったので寂しい」と母が言うので
「母さん、どの口が言うんですか!?
私がそちらにいるときは『この鬼娘』っておっしゃっていましたよね?
何度『ああ、もううるさいっ💢』と怒鳴られたことでしょうw」
と答えると「そうお?」笑っていました。
……まあいい。
 
お風呂上がりの体を痒がるので、
Alexa越しに一緒にワセリンを塗りました。
乾燥ゆえの痒みでしょう。
痒がるのに、入浴のたびに、タオルでゴシゴシ体をこするのが
そもそもの間違いのように感じています。
とはいえ、遠距離で、生活習慣を修正するのは容易ではありません。 


夕食は、「コンビニでサンドイッチを買ってきたのをこれから食べる」
と宣言するも、3分後には「今日は何を食べよう」になりますので
「コンビニで買ってきたサンドイッチを食べなくちゃいけませんね」と勧めます。

 

今年も、いつものアレクサの日常が始まりました。