認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

油分補給して肌乾燥回避。母の痒みを飛ばす

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土曜の夜拭け、トンガの噴火のことでTwitter地震学、地学、宇宙関連の先生方のツイートがザワついていました。深夜に警報。日曜日朝、ピークは過ぎたと思われるものの、それでも噴火由来の津波が気になり、母にアレクサ呼びかけ。津波が恐いから、念のため今日はまちに出かけないで」と伝えました。画面の中には、お出かけのコートを着ている母。「いや、もう痒くてたまらないから薬局に行く」と、腕を掻きます。その場で洗面所からニベアを持ってきてもらい、塗ってもらいました。2枚目はニベア塗って一呼吸おき、体操する母(なぜ体操!?)。

 

お世話になっている皮膚科の待合室には
先生がコメントしている新聞や雑誌の記事が掲出されています。
冬の肌の乾燥についての記事も多く、ふむふむと学んでいましたら
先生の著書を紹介しているコーナーに、ご本があるじゃありませんか。
その場でポチりました。

母が猛烈に痒がります。とくに冬場にひどくなります。
どう見ても乾燥由来のものなので保湿してほしいのですが
バリバリ掻いて
「薬局行って薬を買ってくる」の繰り返しです。

私が実家にいるときは
痒がっている母の脚に、「いいからっ!」と、半ば強引に馬油やワセリンを塗りたくります。
母は油分を補給するのを「ベタベタする」と嫌がります。
それでも「速攻で吸収されてまったくベタベタしませんからッ!!」

5分後には騒ぎが嘘のように痒みが治まっています。
…という自分のやり方が正しいのかを確認したいのもあって本を購入。
状況にもよるし、いろいろなことが考えられますが、
母の場合は、ざっくり正しいみたいです。よかった。


夕方日課アレクサ呼びかけ。
「お出かけせずにおうちにいましたか?」と訊ねると
「しなかったよ。ケーキが食べたかったけど、コロナ恐いものね」と少し外した回答。
「よかった、明日届くから待っててください!」
やはり、昨日と同じ話をひと通り繰り返しました。

すると今度は「脚が痒い」と掻き始めました。
「ちょっと待ったぁ! はい、ニベア持ってきてください」
「ああ、ここにあるから」と、テーブルの上に置きっぱになっていたニベアを指先にとり
脚に塗る母に、私の目が釘付けです。

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え!? 母さん、
なんでそんなに脚、あがるんですか!?

しかもまっすぐ!  心底驚きました。
「え?立って脚あげても、顔までは上がるわよ?」

 

ええええええっ。
どうしよう。私は全くできません。
ていうか、イスに座った状態から、脚をまっすぐ伸ばすのすら絶対無理だわ!

どうしよう。鍛えないとダメ…かな!?
89歳に体力負けてる気がしてきました。まずい…。