認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

認知症母の慢性的な痒み対策

日課の、夕方Alexa呼びかけ。
こざっぱりした母は、「ピカピカに、お風呂を掃除してから入った」
ごきげんでした。


浴槽に入浴中を再現する母。

ところが途中で
「なんか、虫がいるみたいに痒い!」(定期です)と言い始めたので
ニベアか馬油をここで一緒につけましょう」と提案すると
面倒くさがりながらも、持ってきて一緒に塗り塗り。
母、最近とみに、いい脱ぎっぷりですw。

乾燥由来の痒みに端を発し、
 痒み⇒ 掻く⇒ いっそう痒くなる
の無限ループに陥っている母。

 

かれこれ10年近く前、久し振りに帰省して母と入浴したら
※いろいろあって、2,3年に一度、2泊3日だけ帰省するような、かなりドライな母娘でして。
母の肩から背中にかけてが黒ずんでいてかなり驚きました。
はじめなにか悪い病気なのかと思いましたが
どうやら長年の痒みで掻き続け、経年して皮膚が黒ずんでしまったよう。
乾燥対策などをまったく施さないので、ひどくなるばかりだった模様です。
まさにこれだと思います。昨年発表された痒みのメカニズム。

scienceportal.jst.go.jp

母にも伝えて(いますがもちろん伝わってはいない)、
最近はいたずらに、効かない痒み止めばかり塗ることはやや少なくなりました。
母の場合は、慢性的な痒みなので
保湿しながらエネルギーを流すのがもっとも落ち着きます。


色素沈着起こしてしまった母の背中。わかりにくいですかね。
もっともっと、楽になったらええねぇ。
医療機関受診を嫌がるので、とにかくうちでできることを精いっぱい…。
夏になって、スースー系ミントオイルを使えるようになるのが待ち遠しい。

 


さて東京我が家。食事時に、夫に袖口カバーをつけてもらおうとしたら
「年寄り扱いされているのがすごくイヤ」とクレームが。
「年寄り扱い」…???

「つけるのいやなら袖をまくってください。
私はただ、料理に袖口がダイブするのを見るのがつらいだけなので」
と言ったら「袖をまくるなんてお安いご用」とばかりに、夫、腕まくり。

できるんやんか…。

ちなみに夫、袖口がひんぱんに料理についているという自覚は、全くありません。
というか、ついているときも「全くついていない💢」と開き直ります。