一緒に食事をしている人の、袖口がすごく気になります。
ものすごく。
私だけですかね。
お皿や調味料に手を伸ばしたときに
袖口が料理にくっついちゃうのを「あーッ」って。
まるで自分の目が吸い寄せられてでもいるように
その瞬間をキャッチしてしまいます。
母はいつでも。Any Time at All。しょうがありません。
認知症ですもの。高齢者はしょうがない。
あまりうるさく言って食事の時間が楽しくなくなるといけないので
最近は見て見ぬふりをします。
袖口がついたくらいじゃ死なん。お腹もこわさん。ええ。
ところが、残念ながらわが夫も、ほぼいつでも。Any Time at All。
いや、これはあきらめられなくて、口うるさく言ってしまいます。
「ほらッ! お袖!!💢」
※写真は袖口が器にインする3秒前を激写しました。
本当は、私だってうるさく言いたくはありませんし、
お食事は楽しくいただきたい。
でも、ここはあきらめたくはないところでもあるんです。
だって、夫は認知症じゃないもの。
気質的に、あきらめるとか、泣き寝入りが苦手なわたくしです。
なんとか対策を考え、買いました。
防水アームカバーをつけてもらってお食事。
これで問題ないなら、母との食事に活用できます。
無敵にも思えました。
ところが夫には「ゴムがきつい💢」と絶不評。
ゴワゴワ感もイヤみたいだし、
こういうことを半ば強制する配偶者ってどうよ!?
みたいな感じかもしれません。
ライトに気まずい食事時でした。
あとでこっそり自分もつけてみたら
駆血帯で締め上げられているみたいでした。
夫、ごめんね。
明日夫が使うときにちょっとでもラクなように…と
夜中にぎゅいーんとゴムを伸ばしたら
破けました。
きみ、わりと脆かったね。まあお値段もね…(手が荒れてるのは見ないでくださいね)。
次はめっちゃキュートなヤツを選んでポチりました。
これで笑いがとれたら楽しい食卓に早変わり❤
それでもおれはあきらめない。
考えてみたら、夫の食事時の袖口が気になるようになったのは、コロナ禍で生活スタイルが変わったせいかもしれません。夫婦で食事を共にすることが増えたから。以前はふたりで家で食事なんて、週に一度もなかったかも。どんどんいろんなことが変わっていきます。たのしい。