認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

築30年実家の擁壁問題、一件落着

今回の大きなタスクだった裏隣家に面した擁壁の件。

きょうだいのおかげもあり、解決することができました。

その、覚え書きです。

contents

 

◎裏隣家へ拝見にあがる

水曜日夕方5時、きょうだいが実家に到着してすぐ、

あらかじめアポを入れていた裏のお宅に一緒に伺って、

擁壁の様子を拝見しました。

きょうだいは関西みやげ。私は例のマンゴーを手に、

はじめての裏のお宅へのご挨拶です。

チャラいフクが一人で行くよりも、

貫禄のあるきょうだいがいると説得力がちがう気がする…。

 

さっそく問題の擁壁を見せていただきました。

ヒビにはすでにモルタルが流し込んであり、

これ以上やりようもないように感じますが

南海トラフなどの地震の懸念もあるので、

念のため専門家に見てもらうように手配します」

きょうだいが先方へお伝えしました。

きょうだい、かつて仕事でこういうことをした経験が何度かあり、

さすがに手慣れています。というか手練れだわw。

 

ご挨拶後、帰宅してすぐ私が、お世話になっている工務店さんに電話。

ワケを話すと、「明朝伺います」とおっしゃってくださり、

再び裏隣家へ翌朝のアポを入れました。

急展開に我ながらビックリ。

 

◎専門家に検証していただく

翌朝いちばんに、工務店さんと一緒に擁壁の傷み具合をチェックすることに。

一通り細かく見ていただいて、不安要素は伝え、

「裏隣家さんがしてくださったモルタル流し込みで今は十分です。

ほかにできることもありません。

今後また気になることがあれば、いつでもフクさんに連絡してくださったら

フクさん経由で私が責任もって修繕工事します」とお言葉いただきました。

プロのお言葉に一同胸をなで下ろした次第です。

 

検証が済んだ後、
工務店さんには取り急ぎ、封筒にお金を入れて
(相場がわからず出張費として5000円包みました)、

最後自宅用に残っていたマンゴー1パックと共に

お渡ししようとしたところ、

「お母さんとの関係で、いただくわけにはいかんのです」

と受け取りを断固拒否。3往復以上すったもんだしていたら

「わかりました、せっかくなのでお土産だけいただきます」

マンゴーだけは受け取ってもらうことができました。

結局お金は受け取っていただけませんでした。

 

工務店さん、義理堅すぎる。

そして、マンゴー大活躍だ。ありがとう!!

 

◎隙間の自生木を伐採

実は、検証の際、裏隣家の妻さんが工務店さんに

「フク宅納屋と塀の間に自然に生えてしまった木は、塀を傷めやしないか」

と尋ねたところ

「いかにも。木が伸びると根を張って塀にはよくない」と教えてもらいました。

ただ、上(フク宅)からは手が届かずに木を切れないので

裏のお宅に切っていただくようにお願いして(裏のお宅も快諾)、一度は解散しました。

 

しかし、そこは手練れなきょうだい。

裏隣家への誠意を見せるべくw、解散して帰宅後すぐに「いくよ!」。

たしかに、「スグ対応しています」感って大事なんでしょうね。

きょうだいとフクが庭に出て、塀のそばで、

できる範囲で自生木の作業をしていたところ、

裏隣家の妻さんも出てきて、下から作業をしてくださろうとしたので

「その作業、フクがやります!」と、再び裏の敷地に走って行き、

代わって伐採作業をさせていただきました。

 

直径5センチほどの幹が2本。のこぎりを引くのに、フェンスで制限があるので苦労したものの、慎重にやって無事伐採できました。こういう作業、好きなんです。得意なわけでもないですが。のこぎりは裏隣家さんのもの。お道具がすばらしかった…。そして、伐採後の写真、撮影し忘れました!

脚立上の作業で、フェンスの間からのこぎりを使わねばならず、

たぶん妻さんより、きょうだいより、フクが手早くできるだろうと踏み、

押しかけた次第です。妻さんにおまかせするのは気の毒すぎて。

 

実はこの自生木の存在は、私がずっと気にしていたことでもあり、

この機会に解消できたのはとてもよかったです。

あとは気になったときに、

「裏隣家様でご自由に切ってくださいませ」ということで、

双方笑顔で解決です!✨✨

きょうだいと同世代って感じの、

裏隣家のご夫妻が感じのよいおふたりで助かりました。

 

最短で一件落着できて本当によかったです。

 

◎まったく別件で焦ったこと

きょうだいにはリウマチ性間質肺炎の持病があり、

無理させないように気は遣っていたつもりでした。

しかし、裏隣家(下)の脚立上から、フク宅の庭(上)にいる当人を見たら、

異様な汗だく状態になっていて息を呑みました。

裏隣家妻さんにはワケを話して、

きょうだいにはそのあとすぐ室内に引き上げてもらいました。

帰宅後、きょうだいはしばらくのびていましたが、

あとで聞いたら血中酸素濃度が83%まで下がっていたそうで、

深く反省しました。再発しないでよかったです。

それにしてもきょうだいの活躍、助かりました。

まさかこんなふうに手伝ってくれるとは、思いもよらずでした。感謝。

 

ちなみには母というと。

「あの問題は解決しているんだから蒸し返さないで頂戴っ。ムキーーーーッ💢」

と激怒していました。一件落着したことを知ると

「よかったわ。これですっかり安心ね」になり、

5分後には全てを忘れてしまったようでした。