認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

まだまだ知らない認知症母の謎

実家母部屋で
ベッドの下に掃除機をかけていたら
TVのアンテナケーブルが、壁の接続端子から抜けているのを発見しました。

派手にはずれていたので、たぶんヘルパーさんが掃除機をかけてくださったときに
引っかけてはずれてしまったと思われます(私もときどきやっちゃう)。
抜けたケーブルを端子に差し込んで、TVを映るようにしました。

 

母に、「2階でTVは見ていないんですか?」と尋ねると
「最近ずっと見てない。だって2階はTV映らないもの」
「さっき直しておきましたから、もうふつうに見られますよ」
と言ったら大喜び。さっそく確認してもらいました。


TVが直って喜んでいます…w。

というか、もう一方のTVが見られたら
2階の不具合は忘れちゃうのか、
不具合とも思わないのか、
よく使うTVだけに、少し気の毒でした。
まあいい。

 

同様に実家ゴミ箱が、同じ場所に2つも3つも並んでいることがあり、
すると当然なくて困る場所が出てくるわけですが、
全く気にも留めない母…。
本日ふと、そうか、ゴミ箱がある暮らしに母は慣れていないし、
「1部屋1個」のゴミ箱の基本が、母にはわからないせいか!と合点がいきました。
ADHDの片付け下手で、ずっとゴミ箱のない暮らしをしていて
介護帰省を始めたときに私がゴミ箱を購入しました。
だからいまだに、ゴミ箱にあまり慣れていない母。
ヘルパーさんが来てゴミ出しのお手伝いをするのに
自分で各所からゴミ箱は持ってくるものの、
終わった後に元の位置に戻す発想が、母には多分ありません。

それがわかれば、ヘルパーさんとシェアさせてもらい
チェックポイントに加えるだけなので問題ナッシング。

こんなふうに、母のことで、
私が気がつかないちょっとしたことはまだまだありそうです。
人っておもしろい。謎解きしているみたい。

 

ところで、金曜日に帰阪したきょうだいから日曜に連絡があり
帰宅後高熱出してダウンしているとのこと。咳も少しある。
「コロナじゃないと思うけど、とにかく週明け病院に行ってくる」
と聞いて、じぇじぇじぇとなりました(「あまちゃん」再放送観ています)
擁壁の件で無理させてしまい、
もしかして間質性肺炎ぶり返しちゃっただろうか。
きょうだいよ、本当にごめん、ごめん、ごめん…。死ぬなよ!

とは言いつつも、この時期の発熱は侮れず
母娘で、買い置きしていた新型コロナの検査薬を使いました。
もちろんふたりとも陰性。わかっちゃいるけどホッとしました。

母は最後まで、コロナの検査薬ということが理解できないようで
「私の目薬をどうしてそんなにするの!?」
何度も聞かれて、たびごと説明するのでした。
まあいい。

 

きょうだいの発熱に対して母は
「熱!? きょうだいちゃんは
体が弱いんだから仕方がないわよ」とケロッとしていました。
超ドライ。悪くありません。