認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

工務店さん公認で「実家雨漏りは放置する」!?

来週週明け月曜日の「らんまん」は見とうない…。
そんな金曜日の夕方、実家の雨漏りを見に
工務店さんが来てくれました。

工務店さんと私の打合せの様子を探る母w。あやしい…

結論から言うと、実家の雨漏りは放置するかもしれません。
工務店さん、天井の状態や屋根の状態をざっくり確認して
「娘さんは帰ってくる?」
「はい、1カ月に一回1週間。次は9月の半ば…」
「そうじゃなくて、この家を継ぐかどうかよ」
「え…まだ決めてないです」
「娘さんが帰ってくるなら、修繕するのがいいと思う。
でも、まだ決めていないなら(母も嫌がっていることだし)、
修繕費用がもったいないからこのままやりすごすのでいいと思う。
大雨だと雨漏りするやろうけど、真下に寝ていなければ当分は大丈夫だから」
「え、でも、穴から虫とかも来ますよね」
「ガムテープで塞げばいいのよ」
「マジで!?」

ていうか、そんな商売気なくて、大丈夫ですか!?



工務店さんは、母が肩で風切っていた時代からお世話になっている方。
たいへん高齢者慣れされており、
認知症全開の母の問いにおだやかに受け答えしながら
ダメなものはダメときっぱり言ってくださり、助かりました。
 ※母は、雨漏りの認識が持てないので「もともとの場所にベッドを戻したい」と、工務店さんに訴えていました。

 

母もなんとなく気にはなるようで
「直すならおいくら?」と切り出しまして。
結局9月の帰省時に、私も立ち会いのもと
屋根の職人さんを呼んで詳細の見積もりしていただくことになりました。
そのときまでに母がダメージを認識できるようになれば
あるいは修繕するかもしれません。
私は流れにまかせます。母が安全なら、いいや。

【雨漏りの詳細の話】
うちは寄棟屋根で、傷んでいる部位から見ると、おそらく屋根3面修繕が必要に。
瓦の下のルーフィングシートが破れていて、その張り替えが迫られるわけですが、そのために瓦をかなり外さなければならなくなりそう、らしい。1面だと7万円くらいだけど、3面となると3倍くらい? いや、実際見てみないとわからないそう。
で、屋根を直すと「天井も直して」と言われることは多く…予算が上がるそうな。
ちなみに寄棟は雨漏りしやすい。「雨漏りを考えたら屋根は切妻」が本日の学びです。
天井の雨漏りは、シミの状態から見るに、幾重にも広がっているので、長年にわたるものだそうです(私が気がつかなかっただけ)。朗報は、真下にさえ寝なければ、横殴りの雨の際の雨漏りくらいでしのげそうだということ。


工務店さんには、またまた、仕事につながらない現場確認だけお願いしてしまい、申し訳ないことを…。お渡しできるものがなく、庭で摘みたてのブルーベリーを持っていっていただきました。

【雨漏りを避けてベッド位置を変更】

工務店さんに涙を流して「前の場所がいい」と言ってたわりに、布団をセットして寝るときにはニコニコです。この位置のほうが「壁から虫が来る」と言わないように思います。

【ベッド位置変更前】

【過去記事です。2カ月前に工務店さんにガッツリお世話になったところでした】