認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

まだら認知症おそるべし!?

ウチの家族はわりと淡泊。
私が実家に帰省をするようになったのは、
母82歳(当時)の認知症を疑い、介護帰省を始めた2015年のこと。
それまでは実家にあまり寄りつかず、高校時代に、気持ちは家出で、家から遠く離れた地(片道7時間)で下宿生活スタート。大学時代は年に一度2泊3日、社会人になってからは、2、3年に一度2泊3日帰省をするくらいでした。
実家が苦手というか、母が、家族が、苦手だったのです。人並みにいろいろありまして。ただ自分が青かったのかもしれない。まあいい。

既婚のきょうだいがいますが、きょうだいも、私に輪をかけて淡泊。
きょうだいの配偶者と、母は、婚前に一度会ったきりだし、
私以上にきょうだいは、これまでも帰省をしていません。
単に、きょうだいが、クセ強な母から配偶者を守りたかったのかもしれません。気持ちはすごくよくわかります…。
しかし、そのきょうだい夫妻は、盆・暮れの挨拶と、母の日、敬老の日
母へ礼を尽くしてくれていました。
デキた配偶者なんでしょう、きっと。

しかし、認知症の母は、
なんとか受領のお礼を言えたとしても、
いただいたこと自体を忘れます。
いただきものの食肉加工品に、私がいくら
「きょうだいからのお歳暮です」なんて付箋を貼っても
全く意味をなしません。そもそも、
その冷蔵庫が、緊張感半端ないですからね!!
そのハムやソーセージが
お漬物の汁でジョボジョボになっていることも多々(未開封なら問題なし)。

それでも食卓に出すときには
「母さん、このハムはきょうだいからのお歳暮ですよ」
とひと言添えるのですが、母はほぼ無感動です。

 

ある日、すっかり認知症が進んだ母の様子を見たきょうだいが、
「贈っても、母さんはわかんなさそうだからもう辞めたわ」と私に言いました。
「それでいいと思います。今までお疲れ様でした」と答えました。

それはそれで全く問題ないのですが、
盆暮れはもちろん、
母の日も敬老の日もなにも貢ぎ物がなくなってしまい、
私個人の感想としては、少しさびしいような気がしていました。
とはいえ、私がどうこう言う問題では全くありません。
私は粛々と、誕生日、母の日、敬老の日、クリスマスのお祝いは続けるし、私が大騒ぎするので母もさびしくはないだろうと推察します。母は自分大好き! 祝ってもらうのが好きなのです。

 

先般の介護帰省の折。
そういえば来月は、きょうだい配偶者の誕生日があることを思い出しました。
そうだ、昨年は母に代わってお祝い金の郵便書留を投函したんだったな…。
※母はお祝い金とメッセージを用意、段取りは私が。
母に「きょうだい配偶者のお誕生日だから
またお祝い金を送らないといけませんね」と言ったら。
「あら、いらないわよ。
最近はなにも送ってこないんだから
こちらからはなにもする必要はありません」


なに、なに!? 1分前のこと、覚えられないのに、
なんで「最近」のことがわかるの???


その瞬間の母は、ごっつ素というか
冷静というか、クールというか、
認知症独特のふんわりした感じもなくなって
バッサリ、って感じだったのです。
偶然かもしれませんが。

 

まだら認知症、恐るべし。
…まあいい。

 

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