認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

母が描けない青写真は私が描くよ

Twitter(X)を通じて、みなさんにたくさんお知恵を拝借して、
前回帰省中に、
2階の仏間から1階の母の寝室に、
お仏壇を移動することができました。

母はというとすっかり落ち着いて
まるで昔からそこにあったみたいです。
あんなにイヤイヤしていたのが夢のよう。

移動前夜まで、必死に、1階への移動に体して抵抗する母。
「私が生まれたときから、仏壇はこの家の2階にあるんだから💢」
と言われたときには、ホント申し訳ないけど吹き出しそうに。
実家は、母、59歳のとき、父と母で購入した家だからですw。
拒否すべき正当な理由を、全人生から探し出してくるのかと思って、
ちょっとじわりました。

 

で、今はというと。火曜日の夕方Alexa。

「お仏壇が寝るところにあるのは最高にいいわぁ。
今夜もよろしくお願いします、ってお願いしたら
『承った』って、もう本当に安心なのよ!」
デレる母。

最終的には気に入ってくれて笑顔になりますが
何かを変えようとするときに、
はじめは文句ブーブーで怒り倒すことが少なくない母。
体力もあり、基本的にはキツい人なので、
抵抗の仕方、罵り方、暴言の数々はハンパありません。
まあ、終わり良ければ全てよしというものの、こちらはそこそこ消耗しますw。

 

【ここ5年間で行ったわりと大きなこと】※上から順に最近
◎2階から1階に仏壇を移動 
◎2階から1階に母の寝室を移動
◎介護ベッドを導入
訪問介護スタート
◎防犯カメラの設置

◎ダイニングにエアコンを設置した
◎配食を毎日とるようになった
◎玄関の段差を軽減するために手すり付ステップを置いた
◎浴場とトイレの手すり設置

◎玄関の段差に手すりを設置
◎階段に手すりを追加設置
◎母の寝室にTVを置いた
(◎介護認定を受けた
←これは例外かも。本人はどこ吹く風なので

 

すべて猛反対を喰らい、
導入後には母に大喜びされたものです。
…地味に頑張ってきたよな、オデ。
母も、想像もできない変化に、よくついてきてくれました。

最終的な落ち着き方を何度も見せつけられるにつけ、
もしかして、母の潜在意識が、
わたしに伝えてくるんじゃないかと思うことすらあります。

母の顕在意識は「イヤ」と言うけれど、潜在意識下では欲していること…。
表向きイヤイヤを乗り越えて(表向きの母を飛び越えて)
母の本当の本当とコンタクトして汲み取りたい…と思うことがよくあります。
それがそこそこできているといい気になっていたい。
母のエネルギーとの対話(←言葉がカッコいいな)で、
母のニーズをすくい取る。

 

できているんでしょうか。
まあいい。前だけ向いていよう。

仏壇を見てご満悦な母。穏やかで平和な母を見ていると、「まあいい」としか言えなくてw。


【過去記事です】