認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

母に対する言葉遣いが悪い!?

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3月に帰省した折、
1週間のうち中3日間は兄も一緒でした。


実家で兄に、
「キミはよくやってくれているけど、
それにしても、キミはものすごく口が悪いよねえ(しみじみ)。
僕が母さんなら、アタマをパンとはたくところだけど
ふつうにしている母さんはえらいよね
と言われました。


「そ、そぅお?」


その場は愛想笑いで流したのですが、
気になりました。
うーん、どうしても気になる。

 

何かひどいこと言ったっけ? 母に? 私が!?
えー、何だろう??
気をつけているつもりなんだけど、
ツルッとひどいこと言ってるの!?
おかしいなあ。
兄に指摘されるほど、
母が怒るようなことは言わないはずなんだけどな、私。
自称、【母のプロ】だし(汗


何だろう何だろう何でだろう…ぷぷぷ…ヘ(^o^)/))
ひとりでボケでいたら、
あーーーっ!! もしかして!?


兄さんは、もしかして、
私が兄さんだけがキャッチできる周波数で
話しかけているのを、
母さんにも聞こえていると勘違いしているのでは!?


帰京してから兄に
上記をメッセンジャーで伝えました。


「え、僕にだけわかる周波数ってあるの!?
なにそれ。そうだったのー!?」

 

「そうなのよ。兄さんの心に
直接話しかけているのです」


「なんかよくわからないんだけど」

 

「あ、ごめん、今のはボケました…」

「やめてよ、ボクほんとうにわからないんだから」

「……ごめんなさい(大汗」


兄にだけわかる周波数はちょっぴり本当で、
母には聞き取れない音域とテンポとシグナルで
兄に対して母の状況を解説し、
母情報をパスして共有しているつもりだったのです。


兄さん、さっきの話から全く聞き取れていません

とか
さっきの話は全部お忘れなので一から説明が必要です
とか
母さんのこの問いかけは、これから5分置きに繰り返します
とか。
不慣れな兄へのエクスキューズのつもりだったのです。
ひとり合点だったなんて!


兄は驚いていましたが
私もちょっと驚きました。


ふたり揃うと誤差は出ます。
まあいい。

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母と兄。母がそれはうれしそうで…。しつこいですか。すみません。