認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

高齢母、花を植えろのリクエスト

今朝の『ちむどんどん』。
もうすぐ石垣島の学校へ転任してしまう下地先生の言葉。

体が弱くてしょっちゅう寝込んで、家族に迷惑かけて、
頭がいいわけでもなく、恥ずかしがり屋で引っ込み思案で、
自分には取り柄がないと思っている歌子へ、贈る言葉です。

「この先、いろんな人があなたに、それじゃだめだとか、こうしろとか、なにかを言うだろう。
全部無視して構わない。
あなたはあなたの感性のままに生きていけ。それでいいのだ」

うれしくて泣きました。
もしも自分が、歌子くらいの年齢のときに、
そのように声をかけてもらっていたら、どんなにうれしかったことでしょう。

もしも、今まで誰からもそんな言葉をかけてもらわなかったとしても
今自分で、自分に、その言葉をかければいいのです。
なんにもならなくていい。なにもできなくても、今のまんまの自分でいい。
自分、最高。

今の自分じゃダメとか、もっと○○しなきゃダメとか、
なにか条件つきじゃないとダメなんて、全部ウソ!
「全部ウソ」なんて、にわかには信じられなくても、
だまされたと思ってそのようにとらえてみると、
めちゃめちゃ気持ちは軽くなってびっくりしました。

さて。
今の季節の実家庭は、狭いながらもいろんな花が咲き
葉の緑も清々しくてきれいです。
1年でいちばん生命力を感じます。

 

1枚目ちょうど去年、2021年5月12日の庭。2枚目は去年の4月。

当然、母が感応します。
日課のアレクサ呼びかけでは、毎日のように
「シロツメグサがかわいい」「つつじのピンクが燃えるようできれい」
と報告してくれます。
さらにこのたび「相談なんだけど、今度お花の苗買ってきて!」
と指令がありました。ええええ? まじ???

母は喜ぶののプロですが
自分が手をかけて育てるのは難しいクチです。

私は、土を触るのも植物も好きだし、
ベランダで植物育てるのはしょっちゅうですが、
花壇とか、地植えとか、大人になってからはほぼやっていません。
実家ではもっぱら手入れ専門。
ええっ、庭デビュー!? やるの? 私ができるのか???
…まあいい。

   
※画像は購入したオンラインショップ(下)から商品画像を拝借。

というわけで、見よう見まねで花の苗を買いました。
花の時期がとても長いマリーゴールドと、
多年草でうまくいけばほぼ野良として育ってくれそうなエキナセナ。
そして昨年からの課題だった野菜の苗(トマト)にもトライします。

帰省期間中に届く予定です。
まずは母のワクワクをいちばんに考えたいと思います。
追々、痩せた土を改良していくことも考えよう。
肩の力を抜いてやってみましょう。

いっそのこと、思いきりわっさわさにしたろかな。

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