認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

死後離婚と親族、お墓のこと

「幸いにも、死がふたりを分かつまで結婚生活が続き、
私のほうがあなたより生き長らえることになったとしたら
すみませんけど私、死後離婚させていただきますので」
先日、夫に断ると、彼は爆笑していました。
許可はもらったので、迷わずそうします。

両親のおいたちがややこしくて超核家族
親戚づきあいがほぼない状態で育った私は
まあ、親戚バージンでした(謎

結婚後、初めての親戚づきあいデビュー。
新鮮におもしろく感動しましたが、メッキが剥がれるのも早かったw。
嫁いで20年。自己チューの私には親戚づきあいのハードルはなかなか高く。

というか、義両親が亡くなった今、そもそも
現在の婚家は夫と夫のきょうだいだけ。
みな、親戚づきあいに全力で背を向けているように見えます。
それもあって、もう10年以上、親戚からのあれこれは
夫きょうだいを越えて、私宛に連絡が来るようです。
「嫁」だから? そんなものなのか…まあいい。多様性だな。
最近、困ると、「多様性だから」で自分をなだめます。
いろいろ使えて便利です。

 

先日久し振りに連絡が。婚家のお墓のことでした。
ざっくり言うと、
菩提寺の敷地内に
新築した納骨堂の一区画を買えば?(20万円)
今のままでは故人(義両親)が不憫だと親戚で話している」でした。


まじか。
この期に及んで、子なしの我々夫婦が墓を持ってどうする!?
しかも、もしも手続き関係に疎い夫が生き残ってしまったら、
墓じまいもなにもできなくなっちゃうのに。
ということをモゴモゴして言いました。一応。
正気の沙汰か!? そうなのか??
親戚の皆様とウチとは状況が異なるのだということを
ご理解いただきたいけど、無理そうでした。ぐぬう。

「ところでふたりは仲よくしているの?」と聞かれたので、間髪入れずに
「あ、離婚寸前です」
と応えたら、それ以上の追求はありませんでした。
ピース!(『ちむどんどん』喜納金吾さんふうに)

義父亡くなって11年。義母亡くなって8年。
義両親のお骨は、菩提寺に預けてご住職に供養をお願いしています。
管理費は夫妻分で年間2万円。
義父母のお骨は記名して、
他の大勢の方々と一緒に管理していただいています。
親族は、「(義両親の遺骨が)大勢と一緒で、おうちがない」のが気の毒らしい。
なるほど。
理解はできるけど共感はしかねるのは、単に私がドライなせいでしょう。

「それともフクさんの実家のほうのお寺に持って行く?」
いやいやいやいやいやいや、シャレならんわー。
お骨が入れ替わってる事件で、あんなに難儀したのに
お骨が増えたら母がえらいこっちゃ。
生きている人の安寧いちばん。

【過去記事です】

振り返って自分のことを考えると
ウチは、めでたく死がふたりを分かつなら、
夫婦片方亡くなったら手元供養で、
後に死んだほうと一緒に焼いてもらって合同墓で合祀でいいと思っています。
できれば生前予約しておいて。
それまでに、仕舞うまでどこで生きるかを決めなきゃいけません。
東京なのか? 九州なのか? それともまったく違う場所なのか?

 

ちなみに、東京の永代供養先候補。
築地本願寺の合同墓なんか最高だな。
1人30万円~(年会費なし)。お値段もめっちゃクールですがw。

tsukijihongwanji.jp

実は早稲田にあるこちらのお寺に友人が眠っていまして。
ここがビル墓で、すごくいい(私は好き)。
いい所を選んだねぇと、伺うたびに話しかけています。
1人15万円~(年会費なし)。お値段もフレンドリー。

www.nanshunji.com

その前にまずは親のお墓のことですね。
家族で相談し、生きている私たちのこれからを考えなきゃなので
やはり、今、安易に決定することはできないとの考えに至りました。
できれば今のまま継続して、
どのようにも動けるようにしておき、
しかるべき時期に以下4つから選べたらと考えます。
……ってことでいいのか、ご住職にも相談してみようと思います。
蛇の道は蛇。
もとい、餅は餅屋。

【選択肢】
 ①菩提寺の新納骨堂に区画を購入
 ②菩提寺に合同墓、永代供養を申し入れる
 ③都内で永代供養
 ④そのほかの土地で永代供養