認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

かっ飛ばす高齢母


母の気持ちも預かって、朝からひとりで父の墓所にお参りに。
母には
「暑いし、毎日家で会ってるんだしわざわざ来なくていいから」
という、現場の父の言葉を伝えておきました。

 

実家市ターミナル駅駅ビルにH&Mがあって
帰省日に、通りすがりでウインドー越しに見たショートパンツの
プライスダウンが気になり、買いに行きました。
今更ですが、暑さ対策のおうち用ショートパンツ。
自分の分と母の分。

 

帰って母に着せたらサイズ感ぴったり。
ほぼコットンで肌触りが良いです。
1本3000円でちょっとおつりが来る価格。

母もまんざらではない様子で、
このあと姿見に確認に行きました。
よかったよかった。

出がけに「お弁当買って来ますよ、どんなのがいいですか?」
と訊くと「なんでもいい。フクが選ぶものがいい」
と答える母。もしかして「選べない」可能性もあるのですが
「母さんのために、地の果てでも行ってご用意しますから
本当に食べたいものをなんでも言ってみてください」
と食いついたら「それじゃあうなぎが食べたい」と言うので
またもやうなぎ弁当です。

温めて出したら、またもやふわふわ。
母、完食できました。

安定の激うまでございましたが
買いたてのショートパンツにぽろぽろ食べこぼしてしまう母。
そりゃそうなります。
まあいい。汚れてなんぼだ。

食後に、さっき撮影した画像を母に見せたら、
「これどこ?」「いつ??」と訊かれました。
ここで、ついさっきなんですが、まあいい。

TVでは高校野球が放送中で、
見ながら刺激された母、
バットに見立てためがねケースでかっ飛ばしております。
「もう一回バッターボックスに立ってかっ飛ばしたい」んだそうです。

 

母が高校時代にソフトボール部に入っていたことがある(手伝ったことがある)話を初めて聞きました。道理で若い頃から肩がいいわけか。納得しました。

新しいショートパンツは
学生時代の体操着を思い出すようです。
駆け出したくなるんですって。