認知症母の遠距離介護記録

91歳独居の母は要介護1。認知症で高齢者のADHD、片耳ろうからの両難聴。眼底出血による視野狭窄と視力低下。そして腰椎圧迫骨折!! 東京~九州で、遠距離介護しています。執筆者は1965生の娘。いろいろあるけど、まあいい!

ヘルパーさん来訪7回目_福祉用具を納屋に仕舞う母

前日の、日課Alexa呼びかけで口頭リマインダー。
「明日はヘルパーさんお越しですよ」と言うと
「あらそう。一人で気楽にやっているから
誰かが来るとペースが違って落ち着かないのよね」
断固拒否からずいぶん和らいだ感じです。
「母さんがいつもいる場所のこたつのところに
掃除機かけてもらったらいいじゃないですか」
※母の、食べこぼしがひどい場所です。
「そうね。気持ちいいわね。掃除機お願いしよう。
それからお風呂掃除もお願いしよう。
そしたらピカピカになるから、
今日はお風呂はいるのやめて
明日きれいにしてもらうのを待っていよう」

感動しました✨✨
母、本格的に、ヘルパーさんを受け入れている模様ではありませんか。

「ヘルパーの◎◎さんがね、この間
母さんに言われて本棚を一緒に片付けたのがうれしかったんだって。
だからまたなにかお願いしたらいいんじゃないですかね」
すかさず、よい印象を伝えると、まんざらでもなさそうな母。


当日の木曜日、8時にリマインドのAlexa呼びかけをしたら
「今日は8時20分にヘルパーさんがいらっしゃるから
先に朝ご飯食べているから忙しいの。ごめんね~」と母。
まさかの、覚えてる!! めっちゃちゃんとしてます!!!

「朝ご飯食べるからごめんね」と、私に向かってお尻ペンペンして、去って行く母を激写。

8時20分に、お越しになったヘルパーさんと
Alexa越しに挨拶して作業開始。
終了の9時20分に「お疲れ様でした」と呼びかけると、
出てきたヘルパーさんが少々困った感じで
「お母様が、リビングのたっちあっぷを、
納屋に片付けて欲しいとおっしゃって、
一緒に持って行きました。大丈夫でしたか?」
とおっしゃいました。
あわあわあわあわ……。
だいじょばないです_| ̄|○

【過去記事 たっちあっぷでもめていた件】
記事によると昨年の3月頃に手すり(たっちあっぷ)を導入した模様です。

 「母さんは、すっかり手すりにも慣れているみたい。
もう文句言わなくなって、よかったよかった……」と、
11月の帰省時に思っていた矢先の出来事でした。
なんでやねん。

 

母の気持ちは少し察しがつきます。
ヘルパーさんが来てくれることだし、
他人様の目が気になり、
年寄りくさいものを片付けたかったと推察します。
きっと「カッコ悪い」と思ったのでしょう…。

 

……って、母さん、立ち上がるの、
めっちゃ難儀しとるやないですか!!

😭😭😭


ヘルパーさんは「また持ってきましょうか?」とおっしゃったのですが
なかなか重いものなので、
そんな作業を2回もしてもらうわけにはいかず、
「だ、だいじょうぶです、そのままで」と応えました。
「じゃあ福祉用具の専門相談員さんにもご相談されてくださいね」
とのこと。
ちがうんです。
それ、私が自分で購入したものなんですわ😭😭😭

とはその場では言えませんでした。
……何も言えなくて、秋。

最高にごきげんな母は、声色をアニメ声に変えて私に話しかけるのでした。ヘルパーさんも笑いこけていらっしゃる……あわわ。

きっと母なりに、「明日はヘルパーさんに何をお願いしようかな♪」
ちょいとワクワク考えて、導き出された最適解が、
「たっちあっぷを片付ける」だったのかもしれません。

 

なんだかなぁ。なんだかなぁ。

まあいい。

片付けられてしまったたっちあっぷ、
12月の帰省時にどうしたものやら。